遭難してしまった。
どういうわけか米があるのに、
ご飯を炊く装置が無い!
どうすれば良い!
安心してください。
もし竹が生えていれば、
竹を容器にしてご飯が炊けるのです。
試してみようじゃねえか。
青竹を、節を真ん中に一個残す形で切断。
下のほうを地面に刺しやすいように加工。
中を軽くゆすいでから、米1、水2の割合で入れる。
適当な葉っぱで蓋をして準備完了。
遭難したら、暖を取るため、あるいは獣から身を守るため、
キャンプファイアーは欠かせません。
その横にプサっと刺しておく。
だいたい2、30分で炊き上がるので、
さらに15分くらい蒸してから食べると良いというのだ。
時間が経ち、そろそろかなーと一つあけてみると・・・・
どれどれどーれ?
なにこれ全然まだまだですわ。
これは焚き火との距離がかなり重要ですね。
そして一つは葉っぱを石で重石をしておく程度にして、
いつでも炊き具合を確認できるようにしておくと良い。
そして様子を見ながら、ようやく汁気がなくなり炊きあがったようです・・・。
しばし蒸らして鉈で慎重に蓋を割れば・・・・
竹ご飯の完成です!
感想
これはミスター味っ子にも登場してたけど・・・
上から順にベチャベチャおかゆ、モチモチもち、ジャリジャリ生米ですよ。
ふっくら炊けているところがありません。
全部そう。
たしかに竹の香りもして味はうまいけど・・・。
ふっくら炊くにはなるべく近づけて短時間で炊けるようにしなくちゃいけないけど、
風がふけば火がぶれるし、熱の伝わり方もかなり変化するし、ぶっつけ本番じゃ無理。
いざというときに向けて練習あるのみだけど、それよりも・・・・・
わざわざ焚き火にささないで、
石とかで簡易かまどを作って火力や熱の伝わりをコントロールして、
こんな風に横にして使ったほうがいいと思うんだ。
もっとも・・そもそもサバイバルな状況で米があるのが不思議。
米を背負って遭難でもしない限り、こんな状況はありえねーし。
米とは八十八の手間がかかると書いて米なんだ。
仮に稲が生えてるのが見つかったとしても、
白米までには脱穀、籾摺り、精米をしないといけません。
そんな米粒を、身に着けて遭難したわけでもなく、
自力で用意できる状況だとすれば、
そこには間違いなく竹以外の鍋の代わりになる物質があるに違いありません。
こんなんサバイバル料理の知識じゃなくて、
創作料理の範疇だよ。
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