ウナギは身近な存在






さすがにウナギを知らない人はいないと思いますが、
「ウナギ」 と聞いてあなたはどう感じますか?



(庶民は外国産の冷凍パックウナギ?)

(国産天然の松レベルはうん千円で高級すぎる?)




はい ブーーーーーー!!!!




ウナギに対する答えは・・・・


国産の天然ウナギほど大衆庶民的な魚はない! である。


うん千円も払って食べるのは、ウンコでハゲでチンコである!



(理由?)


だって基本的に 「川」 であれば、どこにでもいるはずだし、
手法さえわかれば、初心者でも捕まえることが出来るんだもん。
        たぶん。


国産天然うなぎが高級で高嶺の花だと思っているあなたは、
あなたが! うなぎちゃんのことを知らないだけなのです。

「あれ? おまえこんな近くに住んでたの!?」 的な、
知らなかったけど、実はとっても身近に住んでいたお友達みたいなもの。

人気あるくせにちょっとヒッキー気味なやつだから、
あなたから近づかなければ、お友達にはなれません。





さぁ! ご近所のウナギちゃんのお家のベルを鳴らしに行こう!





海から川、川から海

ウナギの生態は一言で言えば 「謎」 です。


・・・・

(そう言いきったら次に進めないじゃないか!)


まぁ詳しくは「謎」なんですけどとりあえず、
フィリピン沖だかグアム沖だか、とにかく外国の海の底の山付近で産卵し、
孵化したレプトセ(ケ)ファルスと呼ばれる幼生が海流に乗りながら徐々に変態を繰り返し、
日本沿岸にたどり着いたら、シラスウナギと呼ばれる姿に変態して、毎年冬から春にかけて川を遡り、
大人になるまで5〜10年かけて川で暮らし、その後産卵のため再び海にくだっていく、
という大まかなことはわかっているようです。(鮭の逆だね。)
その移動距離は数千キロに及ぶといわれています。

自然化の川に棲みついて成長していくウナギは、
養殖のウナギには現れない胸黄と呼ばれる腹部が黄色くなるものが多く、
また体色も、養殖ウナギに見られる黒ずんだ色ではなく、あせたような緑色になるものが多い。
このようなウナギは通称「黄ウナギ」または「アオ」と呼ばれるらしい。

10年近くかけて成熟し、産卵を迎える固体は、
さらに体色が金とも銀とも言えない様な金属色で婚姻色ともとらえられる色へと変化する。
この変化は秋口から見られ、このように産卵のため海へ向かうウナギは、
その体色から「銀ウナギ」と呼ばれたり、また川から海へ下っていくので「くだりウナギ」とも呼ばれる。
下りを迎えるウナギは、来る大移動のため餌をどんどん食べて脂肪を蓄えるため特に美味いとされています。

ウナギは体表がヌメヌメの粘液で覆われています。
この粘液のおかげでか、さらに加えて皮膚呼吸も出来るということで、地表が多少湿ってさえいれば、
蛇のように長距離移動が可能であり、ちょっとした川の落差でさえも余裕で遡ることができます。
(ナイアガラの滝を這い上がるウナギも確認されているとか・・・)


まぁ・・・ウナギについておおまかにはそんな感じです。
ウナギは川で生まれるとか、ウナギの子供はドジョウだとか言っていたやつ、
少しは勉強になったかいな?




生息場所

さて、その他魚類の身体能力をはるかに上回るウナギは、
海につながる河川であれば、高確率で生息していると断言できます。


河口(汽水域)本流支流ダム、沼

と、メジャーなブラックバスやブルーギルよりも幅広く、
ある意味初心者が一番狙い安く、一番メジャーになり得て良い存在かもしれません。

中でも汽水域はウナギの聖地。

遡るウナギ、下るウナギの通り道であり、
特に成長したウナギが隠れ場所を占領しているため、
小さなウナギは上流へ上流へと遡るといわれています。
もちろん上流へ行けば行くほど多種の餌などとなり数は減りますが・・・



(じゃあ家の前の水路とかドブにもいるんかい?)


・・・・

いない!      とは言えません!!!




条件さえ整えば、一見ドブ川のような場所でも生息している可能性アリです。



条件1
 ウナギが来れる場所
 ・・・限界があるよ。

ダムや沼の水だって最終的には海に行き着くわけで、
海とつながっていると言えばつながっていることになります。

(じゃあダムには必ずウナギがいるんだな!)

いやいやいや、
いくらヌメヌメしていてクネクネ移動が可能でも、
やつらは魚。さすがに限界ってもんがあらーね。

身体能力が優れ、「ちょっと」の障害くらいものともしないウナギでも、
ダムや自宅のドブ川までの道のりに、「ちょっとじゃない」障害があれば、
さすがのウナギだって遡ってやってくることは出来ません。




こんなような、なんのとっかかりもない落差があれば、
さすがのウナギもギブアップ。



条件2
 ウナギの隠れ家
 ・・・穴が好き!

狭くて細長い部屋などを「ウナギの寝床」とたとえますが、
その通りで、やつらは狭い穴が大好きです。

夜行性なため、日中はその大好きな穴に入って夜を待ちます。


テトラ帯葦際ゴミ溜まり橋桁周り

などに、ウナギの隠れ家となるべく要素があります。
なので、上記のようなポイントが無ければウナギは住み着けません。



条件3
 ウナギの食事
 ・・・美食家



鰻の腹を割いてみるとよくわかります。

また、釣れた後にクーラーBOX等に放置しておくと、
喰った物を吐き出したりしてよくわかります。


うなぎは川虫などの水生昆虫に始まり、ザリガニ・昆虫等の甲殻類、
ドジョウや小魚の魚類などと、何でもかんでも喰らうグルメなやつなのです。

つまり、それだけ餌となる小動物が存在していなければ、
ウナギも暮らしていくことは出来ません。




以上、1ウナギが来れる 2隠れ家がある 3餌がある
が整っていれば、ウナギがいる可能性は大です。


あなたの近所に、ウナギちゃんのお家があるかもしれません。


そこは本当に小さなドブ川かもしれません。

わからない人は気にしなくて良いですが、
芝川や見沼代用水でも生存を確認してます。
もっとも数は少ないのだろうけど・・・

まぁオボコでさえも、三室付近まで来てたからなぁ・・・



いい大人がドブ川で竿を出したり、
夜中に懐中電灯を持ってうろついてたら、
それこそ笑いものにされたり、変態扱いされるかもしれませんが、
後でウナギちゃんと手をつないでいるところを見せつけてやって、大いに見返してやりましょう!



喰いきれないほどの国産天然ウナギも夢ではない。




ウナギちゃん あーそーぼっ!


そこにウナギちゃんはいなくて、
笑いものになって補導されて終わりかもしんないけどな・・・

俺のせいにするなよ!



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