フローターを知らない人のために。
フローターとは、英語で Floater と書くのだと思います。
意味としては、浮かぶ人、浮き輪、浮流死体、浮浪者、便器に浮いた大便・・・・
などなどいっぱいありますが、浮き輪っていうのが妥当でしょう。
これがです。
水遊び用の浮き輪の居住性を高めたものだ、と思っていただければ良いでしょう。
中は座れるようになっています。
道具を入れるための収納もついています。
ウェイダーです。水が入ってきません。
フィン、足ヒレです。
そしてウェーダーを着用して、フィンもつけて水面へと乗り出すのです。
他から見ればその姿はまさに 浮いている人 です。
フローターの値段ですが、僕の場合フローター、ウェーダー、フィン、ポンプ(空気入れ)、収納袋のセットで
3万円程でした。5年くらい前ですけどね・・・。
高い!っと思う方は、普通の浮き輪に裸で十分。
浮き輪に尻から入って、荷物はラッコのように腹に乗せて釣りをしましょう。
その方が面白いかもしれませんよ。
さて、水面から釣りをすることが出来るようになると、狙えるポイントも広がります。
例えば、草木にさえぎられて、丘からは入れないような場所でも水面は基本的に繋がっているので入っていくことが出来ます。
こんな場所も狙える。
さてこのフローター、いいことばかりに思えますがそうでもありません。
フローターにおける悪い点をあげると・・・
放尿便 岸に上がらなければ出来ない。
上がれたとしてもウェーダーを脱がなければ出来ない。
間に合わず漏らした場合、ウェーダー内に溜まってしまい、
尿漬けになる恐れ有り。大の場合、さらに過酷と予測される。水流 モロにあおりを喰らう。
下手すると滝壷へ落下。イコール 死・・・。風 強い風が吹くと戻れません。
狭い釣り場なら安心ですが、
広い釣り場だと風につれてかれて戻れなくなり、
力尽きて 浮流死体 になる恐れ有り。エア漏れ エア漏れが発生した場合、岸が近くなら助かりますが
広い場所だと、辿り着く前に自らの重みに耐えられず沈没します。
さらにウェーダーに水が浸入、身動きできず溺死の恐れ有り。その他の危険 水面下には危険が待ち受けてるかもしれない・・・。
飼いきれなくなったワニが、誰かによって放流されているかもしれない・・・。
何かが突然、足を引っ張ってくるかもしれない・・・。 そんな時、逃げ場が無い・・・。
さて・・・、以上から考えると
フローターを使用する際の注意点としては、
1 使用前にフローターの確認(エア漏れ等)
2 釣り場の確認(流れは無いか、広すぎないか、変な生物は生息してないか等)、また海、流れの強い川での使用は避ける。
3 気候の確認(風、雨、霧等)
4 健康の確認(尿意、便意、空腹等)
5 能力の確認(自分の能力が釣り場において劣っていないか)
特に 2 の変な生物についてですが、
アホらしいけど結構重要なポイントですよ。
最近では凶暴なワニガメとかカミツキガメが自然繁殖してるっていうし、
ペットーブームのお荷物が、どんな場所に捨てられてるか解りませんからね。
フローターについてでした。
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