狩猟免許取得日誌



狩猟免許試験または講習会については、それぞれの支庁や銃砲店に問い合わせれば教えてもらえます。

平成15年
狩猟免許講習会申し込み
狩猟免許試験申し込み
講習会当日
試験当日
試験結果発表
銃砲所持目的追加




狩猟免許講習会申し込み

猟友会主催の講習を受けて、試験合格率をアップさせる。
申し込み先は県猟友会です。
講習日と申し込みの受付期間が決まっています。支庁や銃砲店に問い合わせれば教えてもらえます。
手順も教えて頂けるでしょう。


以下私の場合

7月14日

狩猟免許を受けるにあたって、猟友会主催の講習会を受けておくと受かる確立がグンッ! と上がるらしい。
講習会の予約用の紙は銃砲店、地元の支庁でもらうことができる。
申し込み用紙に記入して、受講料8000円を同封して猟友会に現金書留で送る。
ちなみに第一種(猟銃、空気銃) 第二種(空気銃) 網・罠 とあるが
第一種(または二種)と網・罠の両方を受ける場合も8000円で受けることができる。
僕は今のところ空気銃で貫き通すつもりなので第二種にして、
ついでだから網・罠も受けることにした。一つでも二つでも値段は一緒なら受けたほうが得って感じがするし。

これで申し込みは完了。


しばらくして猟友会から狩猟読本と例題集そして受講票などが送られてきます。




狩猟免許試験申し込み

申し込み先は支庁です。
いろいろ必要です。聞けば教えてくれます。


以下私の場合

7月22日 

狩猟免許試験の申し込みはそれぞれの支庁で行う。
必要なものとして、

1写真
2住民票(個人ので家族は不要)
3判子
4医師の診断書(精神障害じゃないかどうか) 又は 銃砲所持許可証
5受験料金5300円(これは講習会と違い、第一種(または二種)と網・罠を受けるならそれぞれ分で10600円となる。)

以上を用意して支庁へと行きます。
後は係りの人が適当に書いてくれました。
そして受験票を受け取って申し込みは完了。




講習会当日

法的なこととか、実技的なことを教えてくれます。
本来この講習を受けないで、そのまま試験だけ受けることもできますが、
はっきり言って、筆記試験はともかく、実技に関しては、
講習を受けないと受からない試験内容になっています。
講習は受けましょう。


以下私の場合

8月3日 

さて、申し込みから講習会まで時間があったのですが、
学校のテスト期間が重なってしまい、猟銃等講習会同様、特に勉強せずに講習会へ向かう。

千葉県に住む人は千葉県射撃場という場所でやるそうな。
住所から自前の地図で調べてみる。
しかし・・・載っていない。

まあいっか!この辺に行けば看板くらいあるだろう。

受付は8時30分からである。
しかし場所がまだ良く判らないし車の調子も悪い
(オートマの調子が悪く、LOWからドライブに入らない)ので、余裕を持って朝の6時に出発。
時速40km〜50km。

・・・・住所付近に近づいた頃、

「お! 看板みーっけ!!」

案内に従い運転していき、千葉県射撃場へと到着しました。
が、しかし


門が閉まっている・・・・。

・・・・って、おい、まだ6時40分ジャン!!!???

。。。。早すぎた。。。。

というわけでちょっとドライブをすることに決定。
どうでもいいけどこの射撃場、いまは休場してるそうだ。
後で知ったけど、鉛中毒問題でいろいろあったみたいだ。

さて、ちょっと車を走らせていると・・・・


ダム発見!!
でかいな〜・・・。高滝ダムって言うそうです。
ボートばっかりでフローターは一人もいないのは何で?

朝飯は食べたけどなんだか小腹が空いたのでコンビニを探し弁当と漫画を購入、
高滝ダム付近で時間つぶしをする。

8時15分。
再び射撃場へと向かう。
今度は門も開いていて、中に車がいっぱい止まっています。

さっそく受付をして講習の開始。
全部で100人くらいいました。
っていうか第一種(又は二種)と網・罠の併願者は4人しかいなく、
二種にいたっては僕一人でした。

講習は大きく分けて三つ。
1法律関係 2鳥獣判別 3銃器取り扱い(実技)
(大事な部分を教えてくれます。)

途中でお昼休憩があります。
弁当と飲み物が支給されます。

鳥獣判別まで終わったら模擬テストが行われます。
僕は二種なので二種専用のテスト、しかも併願なので他の人たちよりテスト枚数が多い。

約一時間でテスト終了。その後に答えの用紙が配られるので答えあわせ開始。
・・・・ゲ! 結構間違ってるな〜。
まあ別にいいや!! 本番ってわけじゃなし。

さて、次に猟具の取り扱い(実技)を行いますが、
これも試験に出るそうですが、試験方式も全部教えてくれます。

僕は併願なので始めに網・罠の取り扱い、次に銃の取り扱いを見に行ったので疲れました。

網・罠の取り扱い。これは簡単そうでした。
問題なのは銃の取り扱い。
僕は二種なので空気銃だけですみますが、一種の人は散弾銃と空気銃の取り扱いをしなくてはいけません。
散弾銃はそれに加え、銃の分解、組み立て、団体での取り扱いも含まれます。

模造銃が用意されました。空気銃のほうには(シャープ イノバ)と記されています。
僕のと同じ種類だな。でも形が違う・・・・。

個人での取り扱い方が終わったら、突然教えてくれている人が
「はい、みんな下に集合!」
と言いました。目測をするというのです。

玄関付近に集まったら、教人の方が

「 じゃあ、そこのクスノキの看板まで10m
  あそこの電信柱の看板まで30m
  門の看板まで50m
  向こうの山の木まで300mだ。
  試験にそのままでるから。 
 「山」って言われたら 「300!」って答えれば良い。」

だってさ。良いのかね、こんなんで。


再び部屋へと戻ります。
団体での取り扱いを教えてくれるそうだ。

団体での取り扱いを教わるとき、6人ずつ前に出て実演していきました。
並んだときの構えや休憩のとき、川の渡り方や歩くときの取り扱いです。

僕の番になりました。
それまで散弾銃の団体での取り扱いを実演していましたが、空気銃の団体での取り扱いには触れませんでした。
空気銃の用意もされてないし。

そこで 「あの〜二種なんですけど、どうすればいいんでしょう?」

と尋ねたら・・・・

「あー、二種はやらんでも良い! あんなもんは銃じゃないから!

そ、そうですか・・・・。わかりました、はい。・・・・・はい。

なんか立場無いなー・・・・。
他にも人がいるならいいんだけど、一人だけだからね〜・・・。
なんていうか浮いてる感じ・・・。

とりあえず今後のために(別に一種取るつもりは今のとこ無いけど)一種の人たちのを見学してました。
他の人が実演してる間に鳥獣のイラストを見て覚えたりもしました。
このイラストも16枚つづりが4パターンあり、まんま試験に出るそうです。

しっかし、一種の方はめんどくさそーでした。。。。
・・・・・・二種で良かったかも。


なんだかんだで全員が実演をして講習は終了です。

はっきり言って講習受けなきゃ試験は合格できません。
だって、距離聞かれたって判るわけないし、銃の取り扱いも試験で初めて手にする人だっているわけだし。




試験当日

筆記に関しては勉強するに越したことありません。
実技は頭の中ででもシミュレーションしておくとよろしいのかも。


以下私の場合

8月10日 

今日は試験当日。
受付開始時間は9時から9時30分。
今日は前回の車とは別のものを使用できたし、前回の経験から受付開始1時間前に家を出た。
昼食が出ないそうなので、途中で弁当を買っていく。

・・・30分掛からずに着いてしまった。
それでも射撃場にはすでに車がいっぱいです。
前回は門すら開いてなかったからね。

受付を済ます。
前回講習を受けた部屋にゼッケンがあるのでそれを身に着けるそうだ。
僕は網・罠と二種の二つを受講するので、ゼッケンが二つ置いてあった。
番号の若い方が上になるように着けるとのことだ。
弁当を持ってこなかった人は注文すれば頼めるみたいだ。

ちなみに二種を受けるのは僕一人だった・・・・。

試験は 一種、 二種、 網・わな、 それぞれ知識試験と鳥獣判別、そして技能である。
途中、適性検査が行われる。

さて、9時45分より試験開始。
まずは知識試験で三択問題である。
30問あって70%で合格、つまり9問まで間違えて良いのだ(こういう考えは良くないよ)。

ただし一部免除者はもっと少なく、
併願者は倍の60問やることになる。

試験時間は一種(又は二種)、網・わな は90分、
併願者は117分、
一部免除者は30分ということだ。

 「・・・・併願は二倍受けるのだから180分ちょーだいよ・・・!」
と、思いましたが、一部テスト内容(20問くらい)が重複していた。

・・・・テスト内容は模擬テストと大分違っていた。
・・・わから〜ん!!!!

はっきり言って講習会以来テキストなんか開いていないし、
試験前にテキストと模擬テストをチョロっと見ただけだし。

わからないものはいくら考えてもわからないので、適当に選んでおく。
とりあえずどれかを選んでおけば3分の1の確立で当たるわけだし、
中には明らかに間違っている答えが含まれているものもあるので、
そんな場合は2分の1、つまり50%の確立で当たりとなる。

117分の時間があったのだけれど、1時間も掛からずに終わってしまった。
わからない問題を時間をかけて解いても良いが、泥沼にはまる可能性があるので早々と部屋を後にする。

部屋を出ると「千葉県」という腕章をはめた人が、
 「じゃあ、下で適性検査受けてください」
と言うので、知識試験結果も出ないまま適性検査を受ける。

 視力(矯正視力も含む)
 聴力
 身体能力(屈伸、腕回して〜!、お手手ぶらぶら〜!・・など)

※眼鏡を使用している方は、あらかじめ病院や眼鏡屋さんで検査してもらうと良いでしょう。
度が合っていないと合格できません。



しばらくして
 「 あ、あ、あ、・・・・午前中に行った試験の結果が廊下に張り出されます。 」
と、マイクで放送されたのでドキドキしながら見に行くと、
 知識試験および適性検査合格者 と張り出されていた(なるほど)。

・・・・二種(丙種)のほうは・・・・・・・・・・・・・・・ゼッケン番号あり!! 合格だ!!!

・・・・網・わなのほうは・・・・・・・・・・・・・・・・・同じく合格だ!!!!

ラッピィ〜!!! 

落ちた人が結構いますね。受講数115人中19人が落ちたみたいだ。
知識に受かっていながら、適性検査で落ちた人っているのかな?


この後、鳥獣の判別の試験が行われた。
16枚の鳥獣の絵が出され、狩猟鳥獣であれば名前を答えて、非狩猟鳥獣なら「ダメ」と5秒以内に答える。
一つ間違えるごとに2点マイナスされるわけですが、この後に行われる技能と合わせて70点が合格となる。

僕は二種と網・わなで2回行わないといけない。
まずは網・わなからみたいだ。

そのとき、
「併願の方ー!!」
と、呼びがかかった。

「はいはいはい。」
とそばへ行くと、
「併願の方は先にやっちゃいましょう。その後、鉄砲の方の判別に行ってください。」

「え? あ、は、はい。」

トップバッターですか!?
ちょっとまだ心の準備がっていうか頭の準備がまだっていうか・・・

躊躇するまもなく部屋の中へ誘導され、試験開始。
「これから試験を始めます。言い直しはできません。ではいきます。」


・・・・順調に名前を言っていく。
・・・・え〜とこいつの名前は・・・・「オコジョ!!」

あー、しまった!! 非狩猟鳥獣の名前いっちった!!!!

順調すぎました。
・・・・その後はもうぼろぼろで覚えていません。
っていうかオコジョとかコジュケイとか面白い名前を何故か覚えてたんだね。

とりあえず網・わなは終了です。
次に二種の鳥獣判別を受けます。
さすがに2回目は間違えることなく全問正解できました。


この後はいよいよ技能試験です。
併願者は網・わなの方から受けるそうなので移動しようとすると、
突然僕の番号が呼ばれた。

「二種は一人なので先に二種の技能を受けてください。」
というわけで、またまたトップバッターで受けることになってしまった。

二種の技能試験は空気銃の操作である。

1 銃を試験官の前にもっていく。
2 2回ポンプする。
3 弾込めの動作をする。
4 射撃姿勢をとる。
5 弾を抜く動作をする。
6 元の位置に戻す。

※気をつけることは
1 人に銃口を向けない。       10点マイナス
2 引き金に指をかけない。      5点マイナス
3 一動作ごとに銃口内の異物の確認。 5点マイナス


合格点数は鳥獣判別と技能を含んで70%である。


試験開始。
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・しまった!! 引き金に指入れちった!!!
しかも、銃口を試験官に向けた気がする!!


なんとか二種の試験を終えた。
自己採点で行けば15点マイナスである。
もう〜・・・、いわゆるオモチャのエアーガンに慣れてるせいか、
銃を手にすると同時に引き金に指がいっちゃいました。


さて、網・わなの技能に移る。
試験の内容は法定猟具の選別と仮設である。

10種類ほどの罠がならべられていていますので
中から使って良い物だけを選びます。
その中から一つの罠を自分で選んで仮設します。
僕はいちばん簡単そうな箱わなの仮設をした。

途中、試験官から質問をされますのでそれに答えます。

試験官「この罠で何を捕るのですか?」
僕  「え!? あのー、 えーと、 そのー、 ネズミ!!
試験官「・・・・ネズミは狩猟免許必要ないよ。」
僕  「あれー! そうでしたっけ?」(大墓穴!)
 (話をそらさねば!!!!)
僕  「いやね、こっちのトラバサミでハクビシンでも捕ろうかなーって思ってんですよ。」
試験官「・・・・ふーん、そう。箱わなの大きめの奴でもハクビシン、捕れるけどね。」(うん、知ってます)
試験官「ま、じゃ、これで技能試験を終わります。そちらの出口からお帰りください。」

・・・・・・こりゃ、落ちたな。


出口から出たとこで、ゼッケンを集めていました。
ゼッケンを渡す。
試験官「じゃあ、これで試験は終わりです。 三週間以内に結果が送られてきますので・・・。」
僕  「あのー、落ちたら何も送られてこないんでしょうか?」
試験官「いえ、落ちても紙が送られてきますから。」

だそうです。

もはや失敗を悔やんでも後の祭り。
ドライブを楽しみながら帰宅しました。




結果発表


8月19日 

今日はマムシ騒動がありました。
それはまあどうでもいいとして・・・・
今日、試験の結果が送られてきました。簡易書留で。

うっ!? 

・・・なんかうっすぺらいぞ。
・・・さては不合格通知か?

「この度は不合格でした。」の言葉が頭をよぎった。

「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」

考えてても始まらないので思い切って開けてみた。


あー!!!!

合格したようです。
合格を伝える紙と、第二種狩猟免状、網・わな狩猟免状が入ってました。
しかし、不合格通知と勘違いして当たり前。
免状といってもただのA4の紙切れ。
中身はそれが3枚。

・・・もっとかっこいいものを想像してたのですが・・・。

まあいいや!
とりあえず合格できたのだ!!

・・・・次は何をすればよいのだろう?
たしか銃砲許可の所持目的が標的射撃だから
狩猟に書き換えてもらわないといけないんだっけかな。
と、いうわけで生活安全課へどうすればよいのか電話してみた。

すると、銃砲所持許可証、判子、狩猟免状、書き換え手数料1500円、を持って生活安全課へ来れば良いとのこと。
必要書類は向こうにあるそうだ。
・・・・明日にでも行ってみるかな。

さて、これで狩猟免許に関しては一段落ついたのかな。
思えば、長いんだが短いんだかわからない道のりだったな〜。
まあなにはともあれ、狩猟免許に合格できてよかった。


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