2月5日




ダム詣での後にダム巡り。




 〜第1ラウンド〜


とあるダムに着くと先客。

去年のカモくれた人達だ。



俺「どーでした?」

彼ら1「いやー  ダメだ。」

彼ら2「これからどこ行くの?」

俺「地図で見るとそのちょっと先にダムがあるみたいなのでそこへ。」

彼ら「他にダムなんてあるっけ?」

印刷してきたグーグルマップを見せる。

彼ら「あーあそこ? 怪しいとは思ってたけど・・・・」


と言うことでそこへ一緒にいくことになり、
ダムの入り口の土手手前。


彼ら「君、先行きなよ。 いたら先に撃っちゃっていいから。
   俺撃つの下手だから。」

俺「え?? マジすか?」


つーか俺も下手なんだけどヤバクね?

もしいても飛ぶな! 絶対飛ぶんじゃない!
と願いつつそっと水面を見ると見える範囲に鴨はいない。

よかったぜ。


このダムは手のように入り組んでいる。
銃を持っている私と、彼らのうち2人、計3人でダムの手間に陣取る。

そしてカモ笛を持った一人がグエグエグエグエグエ!
っと、カモになりきってダム沿いの道を奥へと進み驚きの方法を繰り出す!




パン! パン!!






あああああああれは!?




マグナムの音じゃないですか!

俺以外にもマグナムを使ってる人がいたとは!



彼ら「いねーな。」

俺「みたいですね。」






ズズズズズ




ん??  なんだなんだ???




グラ グラ グラ  グララララ


うおっ 地震だぁ!

結構でかい。

すげえ 水面が波打ってるぞ。

アース式の土手でちょっとヒヤヒヤ。



結局鴨はいなかったが、俺はマグナム仲間が存在することを知り、
未だマグナムの効果を実感するような状況には出会っていないが、
これからも地道にマグナムを使い続ける決意をした。

「実は俺も使ってんすよ!」

と、マグナム談話をしたかったところであるが、
地震ですっかり忘れてしまったよ。

そんじゃまたね。バイバイ。 と別れてから、
あーしまった! と後悔。




〜第2ラウンド〜



コガモが浮いている。。。

土手をあがったところで手前にいて飛ばれてしまうも、
奥のほうに再び着水して落ち着く。



やはりコガモはバカだ!



カモの中で一番頭が悪いな。

今この場で、誉れ高いバカガモの称号をくれてやろうではないか。



バカを仕留めにボートで出陣。
飛ばれたところに2発。

1発目で2羽が落ちる。
おお! 一石二鳥は初めての経験だ。
でも2発目はスカ。

一羽は水に落下し即死の様子。
もう一羽は水面近くの陸に落ちてじっとしているがまだ生きているらしい。


動画



とりあえず即死は放っておいて半矢を仕留めにかかかる。

じっくり狙って一発目外す。 動画

じっくり狙って二発目外す。 動画



止まっているのに何故当たらんのだ!?



弾を撃ち込まれてビビッて陸を移動している鴨を追跡、
もっと近くから確実に仕留めてやろうと近づくと、
水の中に飛び込んできて今度は泳いで逃げやがる。

一発撃ち込む。

外す。 動画




・・・・・・・・・・・・マジもう涙が出てきたよ。



さらに逃げていくその子を追いかけて一撃。


ドン!


また外す。 動画



発砲にビビッて陸に登られてしまい、俺も続いて上陸。

陸を走って逃げるカモを、俺も薮を掻き分けながら追跡する。

追跡中に再び水の中に入られてしまい、
陸上に追い上げようと回りこんだところで、
突然、水に波紋を残してコガモが姿を消した・・・・・。

潜ったのだろうか、飛んでいってしまったのだろうか、
まったく消息がつかめなくなってしまった・・・・

動画

マジ俺って鬼だよね・・・。

コガモ一羽に対してあんなに発砲して追撃しても結局しとめることができないで、
イジメ以外のなんでもないよねこれ・・・・・。



一石二鳥のときにくたばった一羽。






〜第3ラウンド〜


とあるダムに到着。

肉眼でカモの姿は確認できず、
望遠鏡を使って水面の茂りや奥のほうを確認していたときだった。


おや・・・ 奥のほうの水面に何かがいっぱい浮いてるね・・・・。

葉っぱ・・・・・いや、 羽?

もしやすでに誰かが入って鴨をしとめたのかな?


なんか茂りの中からフワフワフワフワと風に流されてどんどん漂い出てくる。

ちょっと良く見えないけど、
茂りの中から波紋も出てきているぞ!


こここここ、これはもしや!




(もしや・・・何だよ?)




答え


半矢のカモが茂りの下でもがいている。




(ありえるな!)




でしょでしょ!

ボートを出す価値大いにあり。




この羽・・・・尋常じゃない抜け方だ・・・・・。

かなりのダメージを受けているに違いない。


そして茂りの正面に来て、
カモに気づかれないように、そーっと中の様子を伺うと・・・・


んんん???




デ、デカイ!

あ、あれは・・・・・




タカだ!!!





タカが何かをワシ掴み、いや、タカ掴みにしているぞ!



うほ〜〜〜  すげぇ〜〜〜
と、水面にプカプカ浮いて感心しているアホに気付いたタカが飛び去る。


獲物を置いていったぞ!


さっそく茂りの中へボートを進め確認する。



おお!



カモが惨殺されている!!!





マガモのメスのようです。



グロ〜。

クビチョンパされて、首肉を削ぎ食われてる。

あらわになった気管だか食道だかがキモイ。

順序を経て行う解体との違い。

このグロさが本能の腐れた人間の脳に、
直球で弱肉強食の理を投げてつけてくれるよな。






あれれ??  ねえ見て見て!!!





(何々?)







胸肉は無傷みたいですわよ?





(おまえマジ?)





むひひひ もーーっらった!





(横取りだよ・・・最低・・・・。)





何言ってんの?  実はあのタカ、俺の元相棒なんだよ。




名前はアニマルってんだよ。



実は俺はちょっと前まで鷹匠だったんだ。 マジコレホント。

俺とあいつ、かつては良きパートナーであった。



しかしある猟のとき・・・・




アニマルーゥ!



アニマルは大空高くんで
房総丘陵の彼方へ消えて
帰らなかった


俺は心に傷を負った・・・・・


来る日も来る日もアニマルの帰りを待ったが、
いつしか あいつは自然に帰ったんだ と、自分に言い聞かせて諦めることにした。

そして友との別れがこんなにも辛いものだと知った俺は、
生き物をパートナーにすることを恐れ、
散弾銃と言う無機物を相棒として猟をすることにしたのだった。


それでも・・・俺はあいつのことを思わない日はなかった。


これはアニマルからのメッセージ。


「俺は空の王者として一人前に生きている。心配しないでくれ。」との。



「うんわかった。 もうお前の事はキレイさっぱり忘れるよ。」





そしておまえのメッセージ(喰いカス) しかと受け取った!





(乞食・・・・・)





と、ネタはどーでもいいとして、
このカモちゃん、プカプカ元気に浮いてるところを襲われたのかな?
それともハンターにやられて半矢で飛べずにいたところをやられたのかな?
なんにしても死因は病死ではなさそうなのでありがたくネコババ。








 〜第4ラウンド〜


あるダムの入り口から、コガモが浮いているのを確認する。

早速ボートで出撃したところで、
コガモに到着する前に手前にキンクロちゃんが浮いているのを確認した。




実は俺、海ガモのほうが好きなんだよ。



あのなんかクセのある味が何とも言えねぇ〜!




(おまえヤバクね?)




ターゲットをコガモからキンちゃんに変更。

キンちゃんに近づくと飛ばれてしまい、飛んだところに2発。

外す。


すぐさまコガモにターゲットを変更し後ろを振り向くとコガモが飛び出してきた。

とっさに排莢して一発を込めて発砲。

外す。 動画






・・・・・・・



・・・・・・・



別に言い訳するわけじゃねえけど、
この銃は、銃が二つにポキッて折れる感じで空の薬莢を排出するんだけど、
弾を込める時はすぐできるんだけど、撃った後の排出のときたまにモノスゲー硬くてさ、
思うようにすんなりできないんだよねこれ。

これぜってーあれだよ。

前の持ち主が銃身をペンキで塗りたくってるから、
なんかちょっとおかしくなってんじゃねえかと思うんだよ。

射撃教習のときに借りた銃はこんなに硬くなくて、
開閉レバーを動かすだけで銃が ポキッ ていった気がするんだよなぁ〜。


なんて考えながらボートを漕いでいると、
あれ? キンクロだ! キンクロのメスだよあれ!

茂りの影に隠れていたんだろう。
さっきの奴の片割れかもしれない。

さっそく追跡して撃ちやすい入り江に追い込む

あいつら海ガモは、マガモやカルガモ、コガモと違って、
飛ぶときに水面上を走るようにして飛び立つので、
追い込まれるとこっちに向かって飛ぶような形になるのですごく撃ちやすいのだ。

追い込まれたキン助は案の定、
俺の横を横切るような形で飛んでくれて、
一発目を外したが二発目で撃ち落すことに成功した。



この撃ち落しが散弾銃の醍醐味だよな。

動画もいいアングルで撮れた。




本日の猟果
散弾銃
発砲 11 
猟果 コガモx1 マガモx1 キンクロx1  
半矢 コガモx1 
空薬莢回収 11 



(あ、このやろマガモを猟果に含めやがった。)




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