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先日、自動銃のレミントンに大怪我を負わせてしまってから、
上下２連のニッコーを手にして猟に出かけている。

レミントンにはチョークと呼ばれるものが付いているので遠射が利き、
特に鴨猟に向いている銃であったらしいのだが、（それほど獲れてないので俺にはよく判らない）
このニッコーはキジやヤマドリなどの近い物を狙う銃らしいので、
果たしてこれで鴨にどこまで立ち向かえるかが心配であった。


そして今日ダム参りに行くと・・・




先に散歩に行っていた近所のおじさんが、
「小さいのが１０羽くらい浮いてて、デコイのほうに泳いでいったよ」と教えてくれた。

望遠鏡で確認するとたしかに１０羽近くのカモが。

コガモの群れだ。



まだ銃を撃つのにためらいはあったが、
男としてこの群れを前にして挑戦しないわけにはいかない。

だっておじさんがそこで俺のこと見てるし・・・。

とりあえずボートを取りに戻ってコガモを追うことに。



おじさん「あんなにいっぱいいるんだから、半分くらい獲らないとな。」





ええええーーーー！！？？？








木陰でウロウロしているコガモを発見するが、
ここからだと奥にとばれてしまう可能性が高いのでしばらく様子をみていると、
泳いで入り江方向に移動してくれたので刺激しないようについていく。

そして、「これなら飛んでも俺のほうに飛んでくるだろう」
と、思える木陰に入り込んだところで戦闘体勢で突撃。


いやー・・・しかし・・・・マジ・・・撃つのがコエー・・・



なんて思っている間に飛んだ！



１０羽くらいの群れが一気に飛び立つその光景に、
勢いで銃を持ち思わず発砲してしまった。


ズダーン　ズダーン。




トラウマ克服！






弾は当たらずに逃したかと思ったが、
１羽が群れの流れからそれてちょっと離れたところにポチャリ。



動画




やったぜー・・・・

垂直に落ちなかったので半矢かと思ったらくたばってた。




銃をまだ撃ちたくないという理由の一つに指パッチンの恐怖も含まれていたのだろうけど、
上下２連なら遊低と呼ばれる排莢のためのスライドがないので、
どんな握り方で撃っても指を痛めることがないわけで、
さっきもとっさに撃っちゃったけど・・・・




なーんだ。　全然余裕。






さて戻ろうと舟を漕いでいると、
どうやら先程のコガモのうちの数羽が再び着水していたらしく、
俺の姿を見てもコガモは飛び去ることなく奥地へ進む。



よーし・・・・やったるぜ。

立ち直った俺様の実力を見せてやるぜ。



慎重に慎重にコガモどもを入り江に追い詰める。





これが俺の実力だ！



はーははははは。


さっそく落ちたコガモを回収に向かうが、
どうやら半矢でかなり元気らしい。

潜る気配がないので近づいてオールでビンタ作戦にするも、
元気すぎて殴れそうな距離まで近づけない。

かといって銃で撃つには少し近すぎて怖い。


そうこうしているうちにコガモが上陸。

俺のほうはというと、
ゴムボートからとっさに上陸できるような場所が見当たらず、
だいぶ離れた場所に移動してから上陸し、
カモが登ったであろう場所を捜索するも・・・・・発見に至らず・・・・


どこかに絶対隠れてるんだろうけど見つからない。

うまいよなー　隠れるの。

なんせ向こうは命がけの隠れんぼだもんな。


仕留めてやれなくてごめん。

でも君らのおかげで撃つ事ができたよありがとう。

たぶんもっと数が少なかったらとっさに撃ってなかったと思う。


しかしまぁ・・・やはりあんなに近くてあんなにいっぱいいたのに、
１羽しか捕獲できないなんてな。

５号弾だと粒がデカ過ぎるのかなー？



（いや、単に腕が悪いんだろ？）



だよな。

どー考えてもそうだよな。

５号弾って３００粒近く入ってるはずだもんな・・・



上下２連だと自動銃みたいに指を痛めることがないので、
どんなにとっさでも先日みたいなアホ暴発はさせないから安心だけど、
カモの群れに対して２発しか撃てないのがネックだな。

そうでなくても俺みたいな下手糞野郎は数撃たないといけないのに・・・

下手糞のために上下３連とか、水平３連とか、
トライアングル３連とか造ればいいのに。。。


今のところ捕獲率は５発撃って１羽ってぐらいだな。

なさけねーぜ。



一羽しか獲れなくて恥ずいので、
おじさんが消えるまで水面で待機してから戻った。





ニコリと、もすごく穏やかな死に顔に見えるのは俺だけだろうか。






まるでイギーの対戦相手ペットショップような。



（ニコリとニヤリは全然違うぞ。）

本日の猟果
発砲	４
獲物	コガモｘ１
半矢	コガモｘ１
空薬莢回収	４

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