12月19日




ダム・・・・・・・・・・・・・いない。


今日は先輩様の犬を借りて、
部落内にテリトリーを持っているキジを狩りに行くことにする。

彼が朝、犬を散歩に連れて行くと、
よくキジが飛び出す場所があるというのだ。



ジモッティー恐るべし。



さっそくその場所へレッツゴー!



おいコラ! クソしてる場合か!




ここは後ろが道路、左右を民家が取り囲んでいるので、
正面の山向きに銃を撃たねばならない。

キジはのボサによくいるらしく、
犬でのように飛び立たせ、で撃ち落すという作戦。


彼「じゃあちょっと行ってくるわ!」


と、犬を連れてキジの隠れ場所へと向かう彼。

しばらく犬に追い込みをさせると、
メス3羽が作戦と逆の方向へ飛び出して遥かかなたへ。



俺「オスがいませんでしたね。」


彼「いつもは出るんだけどな・・・・」


俺「ここのはまた今度にしましょう。」



一度彼の自宅に戻り、今度は彼を運転手にしてキジのボサツアーに行くことに。

私「よろしくお願いしまーす。」

彼「あいよー。」と彼が車を出そうとしたところだった。



私「ストップストップストーーーッップ!」


彼「なななんだ 忘れ物か!」

私「そこの田んぼにキジっぽいのがいました。 ちょっとタンマ。」





私「ほらほら!」

彼「あそこのオスが飛ばずにがこっちに逃げてきたのかもな。」



じわりじわりと車で近づくと川沿いのボサに逃げ込んだ。



俺「犬入れたら〜さんち方向に飛ぶかもしれないですよ。」



彼「ああ、俺んちなら撃ってもいいよ!







俺「ガハハハ・・・でもそういうわけにはいかんですよ。
  なんとかこっちに飛ばしてくださいな。」


そこで、いる場所がわかっているので、
犬を使わずに彼がボサに入り込んで私の待つ方向に飛び出させようという作戦。

キジがこっちに飛んで来て俺を通り越し、
危険のない反対側へ行ったところで追撃するように発砲すれば良い。


しかし・・・・・・




また俺の方向には飛んでこないで、逆方向へ飛び出て彼の家を通り越し、
さきほど犬を入れてメスが飛び出てきたボサの近くのボサへ入り込んだようだ。

彼と私で降り立ったであろうボサを挟み、
ボサの中を走る犬の音を追いながら捜索していたら、
途中で犬の走る音と鈴の音が遠ざかる。



そして・・・・・・・・「おーい! こっちだ!」


犬がポイントしたらしく彼が呼んでくれた。

しかしそれは全然別の藪だった。
今捜索していた藪が邪魔で俺はすぐにそこにいけない。

藪沿いに走り、呼んでくれたポイントまで行こうとしていたら、
その間に犬がいうことをきかずに飛び込んでしまったらしい。



藪の向こうに飛んでいくキジの姿が。

とっさにキジに向かって走り銃を向けるも手遅れ。

山のほうへ飛んでいくキジを見送るだけで終わった。

ちょっとわかりづらいけど動画。


くっそー バカ犬め。

銃を持ってるのは俺なんだから俺が行くまで待ちやがれっつーの。

まったく腹立つー!









ャァァ







ゲへへへ。


ま、今は想像するにとどめてやるぜ。






じゃあ今度こそツアーに出かけるとしましょうか。




そして午前中全く出会いもなく、
午後になってようやく一羽を目撃。


でも・・・・・




モロ人んちの横。


スゲーいい位置。

もうすぐそこ。

もし空気銃があれば百発百中。


俺「ちょーーーー撃ちてーーーーー」

彼「道路だし、人んちだからな・・・
  空気銃でも撃つわけにいかねえぞ・・・」

俺「ですよね。 しかしあの堂々とした態度がムカつきますね。」


せっかくなのでビビらさずにしばらく様子を見て、
どのボサに入るのかを確認してみることにした。

そしてしばらく畑で土をつついたり、田んぼに移動し稲をつついたキジは、
道路を横断して山に挟まれた谷の田んぼへ移動した。
あそこが寝床か? あそこなら散弾で撃てるぞ。


彼「おい、銃持って行って来い!」

私「ラジャ!」


・・・・

・・・・


彼「おい! 早く早く。」

私「ちょちょ ちょっとカメラのセッティングを・・・」

彼「そーんなくだらんものほっとけ!」



とほほ・・・・

いつまでたってもこういう事は理解されないな。

彼と一緒に猟に行くとスッゲーオモロイけど、
俺的ペースでできないんだよな〜。




よっしゃ! 準備完了!

キジは段差のある一段高い田んぼのボサに隠れたようだ。


もうちょっと近づいてぶっ放してやるぜ。

もうちょっと先に・・・・と思ったら、
足場がヘドロチックになってぐちゃぐちゃな場所が。

 いよっ と足を伸ばしてまたいだら、
その音で前方にいると思っていたキジが突然横から飛び出した!



しまったーー!!


もっと前に隠れてたんじゃないのかー?


意図しない所から出られ、
足場も悪いため顔を向けるだけでいっぱいいっぱいだった。

キジはキジで俺にビビッたのだろう。
キャン   キャン   と鳴いていた。

やはりちょっとわかりづらいけど動画。



「っちっくしょー」 っと車に戻ると彼がニタニタと笑っている。



彼「カメラなんか気にしてっからだよ。」


俺「うぃーっす・・・・」



今日はもうヤル気ねーーッス。




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