11月21日


※ 空気銃猟日誌、散弾銃猟日誌とで重複しています。




また今日も鴨に出会えず・・・・

毎日通ってるのに7連荘ボーズ。


自宅から車で行ける範囲で、
鴨の飛来しそうなダムや池の数は30を超える。

そのうち朝起きて仕事に行くまでの1時間くらいの間に、
車で巡ることができるのはだいたい4〜6くらい。


なのに発砲すらしていない・・・・



まぁいい。
今日は散弾銃をくれた人が運転手役になってくれると言い、
さらに犬を連れてキジを飛び立たせる役をやってくれると言い、
「だから猟に連れてってくれよ」と言っているので、
俺がキジ猟に連れてってあげることにした。



(金魚の糞から出世したね〜!)



おうよ。銃を持ってるほうが強いのさ!
一羽も獲ったことねーし、まだ実猟で撃ったこともねーけどな。


実は私にも猟気前から部落内で目をつけていたキジがいるです。

前猟期に彼から、キジを見つけたら隠れ場所を覚えておけば、
テリトリーが決まっているからまた合う確率が高いと言われて、
その通り、そのキジはだいたい同じ時間帯に同じ場所に出現してて、
彼と一緒に行くときがあったら、まずそこに行ってそいつをしとめようと思っていたのです。

その場所は民家が傍にあり、他所のハンターはまず犬を入れたり出来ない場所である。


が、そこは地元パワーでカバー。

誰かに会っても俺なら、「あ、どうもコンチ。獲れたらキジ鍋しましょう。」で何とでもなる。



銃は空気銃ビクトリアと上下2連散弾銃のニッコーを持っていく。
そして彼の犬を2匹連れて彼の車、彼の運転でいざ出発。


俺「実はそこの〜さんちの前にキジがちょくちょく出やがるんですよ。」

彼「あいつか! 俺も見てたよ!」


さすが〜!



さっそくその場所に向かうと・・・


彼「おい! あそこ!」

俺「あー! 出てる!
  ちょちょちょ・・・ちょっと空気銃で挑戦したいです。」


ポンプを5回して車から下り、新弾・FXプレミアムを込める。

手前に茂りがあるのでホフクはできず、立ったままの体勢で撃たねばならない。

距離はだいたい・・・・・30mくらいだろうか?

ビッキーちゃんの無敵射程距離内だ。

しかもズームスコープ搭載だしな!


だがしかし・・・  背が低いので茂りを超えられずうまく狙いが定められない。

ヒョコヒョコ移動するキジをスコープで追いながら、
茂りの間から途切れ途切れに巡ってくる射撃チャンスを狙う。


そして・・・・




今なら! オッケーかも!?



くらえ! ビッキームテキショット!!



パン!!!!!



あちゃっ!


撃った瞬間に自分でもやべえと思うぐらいに手ブレしたのが判った。




バルバルバルバル・・・・・・




外した・・・・・・



弾が当たったかどうかすらわからん。




彼「なんだおい、修理したんじゃなかったのか?」


俺「・・・・・・・・・」


彼「いくらつったっけ? 修理代?」


俺「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


彼「あそこ降りたから、犬で出そう。
  こっちは家があるから、田んぼのほうに向かって待機してろ。
  反対に飛んだら諦めな。」


俺「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




この辺の右手の藪に下りたらしい。

俺はショックでキジの行方を追跡すら出来なかったけど・・・・


さっそく散弾銃に持ち替えて、5号の弾を用意して待機。
彼は犬を連れて藪ヘと進入。

ガサガサガサガサ・・・・





ワンワンワン  ワンワン


ハヒハヒ息をしながら藪をガサガサと走り回っていただけの犬が、
突然大きな声で鳴き出した。


彼「出るかもしんねえぞ! 弾込めて銃折っとけ!」


俺「了解!」


彼「こっち向いて俺撃つなよ!」


俺「了解っす!」




・・・・・・・・・・




はて?


何も出ませんね。



犬は鳴き声を上げた付近から遠く離れて、
再びガサガサと藪を這い回っている。


彼「おかしいな〜。  どの辺で吠えてた?」

俺「その辺です。」


彼「そこに伏せてるかもしれねぇ。  そりゃ!  おっとーーー!・・・」   ザボンッ



彼は犬を呼び戻して再びその辺を捜索しようとして、
側溝を飛び越えようとしてドブに落ちてしまった。


俺「だ、 ダイジョブっすか?」

彼「O・・・Oh・・・ダイジョブダ。」


なんかすげー申し訳ねーなー。。。
まぁ、彼はこういうことが好きなんだと言う事でOKとしよう。
つーか全然俺のせいじゃないし。



そして少し離れて捜索の様子を見ていた。

すると・・・・


スタタタタタタ・・・


お!   お!  お!



何か黒いものが俺に向かって走ってくる。


俺「タヌキだ! タヌキが走って来マース!」

彼「あー タヌキかぁー・・・・
  タヌキに反応したんだわ・・・・」


タヌキに向かって狙いを定めたが発砲するのはやめた。
寝起きをたたき起こされたような、「ウヒー」って感じのなんかすごい哀れな走り方だったので。

犬達はタヌキが走っていった後の匂いを追うように、
別の藪の中に入り込んでいく。

アホ犬共が タヌキとキジの区別もできねーのかよ! と思い、
彼が、「あきらめっかぁー?」といった瞬間



バラララララララ・・・・






デタァー!!!!!!!






ズダーン!



ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







ウヒー・・・・・・








実猟での初の散弾銃発砲。

正直狙いを定める余裕なんか全然ありませんでした。

とりあえず飛び出たのがオスキジであったこと、
飛び出した方向が田んぼのほうだったので「撃っても大丈夫!」と判断し、
あとは大分離れていってしまったキジに向かって引き鉄をを引いただけだった・・・・。

弾がバラバラに飛んでいくとはいえ、これでは全然駄目だ。




そしてなんということだ・・・耳鳴り復活!







ミーーーーーーーー



彼「\∵Λ〇Ωη.ξ‰√Эш・・・」


俺「はい???」


彼「藪伝いに移動してたんだな・・・」

俺「あーはい   みたいですね・・・・」


スゲー聞きずれー。



その後飛び込んだであろう藪を犬に捜索させるも見つからず、
こいつはまた後日狙うことにした。


つーか射撃ならともかく、一発撃っただけでこれかよ。

だいたい耳栓買っておいたのに忘れてきたし。

だいぶ調子が良かったから完治したと思ってたのに・・・・




午後、犬もまったくキジの気配を感じ取らない。


「この辺でたまに見かけるんだよなぁ〜・・・」

と、田んぼのあぜ道に車で入り込んだところで周辺を覗うも何も見えず、
じゃあもう帰ろうかというところだった。

ふとキジらしき物体が俺の視界に入り込み、
さささっと、二番穂が実る田んぼの中に消え去った。


俺「ちょっとストップ! キジっぽいのが!」

車を停止させ彼にキジがいた辺りを教える。


彼「ん? どこだよ? 全然わからん。」

俺「あそこですよ! ほら! 揺れてる揺れてる!」

キジが這って移動しているのだろう、サワサワと揺れる稲の動きが移動している。


よっしゃ!再び空気銃で挑戦だ!


彼「田んぼの中にいるのか? 居場所がわかるならその辺を散弾で撃てばイチコロだ。」

(ヤダ! もう一回空気銃で挑戦したい!
 っていうかやっと治まったのにもう耳鳴りは勘弁だ!)

俺「とりあえず空気で挑戦します。」


ポンプを5回して弾をこめて車から降りようとすると彼が、
「出たらばれるかもよ! 道じゃねえから窓から撃て。」と言う。

窓を開けてキジを狙う。
さっきと違って銃を窓に固定できるのでブレる心配は無いが稲が邪魔だ。
時折赤い顔や胴体が見え隠れするが、なかなか引き鉄を引くチャンスは来ない。


彼「なにしてるんだ? 早く撃て。 撃っちゃえ。」

(うっせーよ! ちょっと集中させてくれ!)

俺「ちょっと稲が邪魔で・・・弾が弾かれるかも・・・・」


キジの動きが止まった。こっちに気付いたのだろうか?
顔面の前に茎2本ばかりが邪魔しているが何とかなりそうだ。
顔のしたの首辺りを狙う!


俺「撃ちます。」

彼「外すなよー。」



オラァ!!!!     パン!!!!!


む! 当たったっぽい!!

稲がバサバサバサバサと揺れる。



仕留めた!


撃った直後その場で静かに身を伏せていたり、
どっかに消えていってしまったりというこれまでとの違いからそう思った。

私が動くよりも早くバタンっと彼が車から飛び出してキジに直行、
バタつくキジの首根っこを押さえて確保して持ってきてくれた。




彼「とうとうやったな! こんな場所に潜んでたのか。」

(つーか居場所もわからないで俺に撃て撃て言ってたのか。 おそろしいな!)





うきゃほぉぉおおーーーーーーーーー!


ドンピシャ首に命中だぜ。



くうーーーーー。




ついについにのついになのだぁ!




俺「やったぜ! 剥製ー!」(ダンス)

彼「剥製〜?
  若くてちゃっけえから剥製にするようなものじゃないけど、
  するなら血をふき取っておけ。」


あ、 なんか馬鹿にされてる。。。

もちろんするさ。するに決まってるジャン?

空気銃を所持して何年目だろう、やっと頂き物ではない、
自らの手で国鳥を仕留めこの手にすることが出来たのだ。

これまでに多くのキジを仕留めて来た彼からすれば、
このサイズのキジはカスみたいなものなのだろうが私にとっては全然違うのだ。





言われたとおりに血をぬぐい、腸を引き抜く。


彼「せっかくだからもうちょっと回るか?」


(え? やだやだ! 早く帰ってキジを剥製屋さんに送るんだもん!)


俺「いやもう今日は十分ッス。」


ということでここで猟を切り上げて自宅に舞い戻ることにした。



いやー、ついに獲れたですよ。

銃のパワーを回復してくれた近江屋さんのおかげ。

車を出して運転してくれて飯もおごってくれた彼のおかげ。

そしてあそこにいて俺に見つかってくれたキジのおかげ。


おかげ様で獲れたキジです。



犬達は・・・・飛び出させてくれたのに撃てなくてゴメンちょ。






というわけで・・・・・・



これにて今期の空気銃猟は終了!!



(えーーー! まじ!?)




本日の猟果
散弾銃空気銃
発砲 1  2 
獲物 0  1 キジ
半矢 0  0 
空薬莢回収 1  − 



使用後の空薬きょうはちゃんと持ち帰りましょうね。

拾わない世の中のボケ共。




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