僕の所持している空気銃、シャープのイノバは、
弾を込めてしまったら撃つ意外に弾を抜く方法が無いようなのです。
そこでちょっとしたシチュエーションを頭に思い描いて見ましょう。
狩猟をしている最中、獲物を発見できました。
早速その場でポンプポンプ。
ポンプ終了後に弾を込めて、スコープを覗いて獲物に照準を当てようと試みる。
・・・・あら?
どっかいっちゃった!!!
どうやらポンプ姿に気づいた獲物は撃たれまいと飛んでいってしまったのでしょう。
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さてこの後、込めてしまった弾はどうすれば良いのでしょう?
その場で適当に地面か空に向けて撃っちまうか!?
・・・・でも待てよ。
たしか発射の制限のようなものが法律で決まっているはず。
猟銃等取扱読本によれば・・・・
発射の制限
猟銃・空気銃を発射できるのは、次の場合だけです。
ア 狩猟の用途で所持許可を受けたものが、狩猟法の規定により銃猟をするとき。
イ 狩猟法の鳥獣駆除の用途で所持許可を受けたものが、狩猟法の規定により銃猟するとき。
ウ 事業に対する被害を防止する目的でライフル銃の所持許可を受けたものが被害を防止するために獣類を捕獲するとき。
エ 狩猟法以外の有害鳥獣駆除の用途で所持許可を受けた者が、その所持許可証の用途蘭に記載された用途に使用するとき。
オ 所持許可を受けた者が、指定射撃場においてその射撃場の指定する種類の銃砲及び実包を使用して射撃するとき。
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と記載されています。
つまりむやみやたらにボンボン撃ってはいけないのです。
じゃあ、安全装置かけたまま別の獲物を探しに行けばいいか!!
・・・・でも待てよ。
たしか弾を装てんしたまま銃を持ち歩くことは禁止されているはず。
同本によれば・・・・
安全措置
ア銃を携帯、運搬する場合は、事故防止のため銃に覆いをかぶせるか容器に入れなければなりません。
イ用途に従って射撃する場合のほかは、銃に実包、空包又は空気銃弾を装てんしてはいけません。 |
(注)「装てん」とは、実包、空包又は金属製弾丸(空気銃弾)を薬室又
は弾倉にこめることをいいます。「・・・装てんして・・・」とは、装て
んしたままの状態にしていることをいい、装てんする行為(動作)の
みを規制しているのではありません。
つまり、装てんされている状態が規制の対象であり、例えば狩猟中
であっても、明らかに銃を発射する必要がないときや、銃を発射する
ことが出来ない場所等において実包等を装てんしていることは、不法
な装てんになります。
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と記載されています。
よって、獲物を探しているとき(つまり発射の必要がないとき)に、たとえ空気銃であっても
弾が込めてあっては違反に当たるのだと思われます。
じゃあどうすりゃいいのだろう?
弾込めをした場所で逃げた獲物または他の獲物が来るのを待つか!
別の獲物が視野にいたり、すぐ来りゃいいけど、夜中になっても獲物がず〜っとこなかったらどうしようか?
狩猟してよい時間は決まっているから、それこそ装てんしてたら違反だと思うし。
適当に発射するか、装てんしたまま動き回るかの二者択一なんだよね、この銃は。
「あんなもんは銃じゃない!!」の考えからすると、空気銃に限っては地面や空に向けて発砲しても良さそうではあるが・・・。
(詳しくは狩猟免許所持の流れ:講習会 を参照)
みんなどうしてるんだろう?
もちろん、これは僕の銃に限ってかもしれません。
今ではもっと性能の良い銃が出ているから、こんなことはないのかもしれません。
なんてったって、銃砲店によれば30万円もする空気銃があるって話ですから・・・。
っていうか、そもそも講習会の時点で疑問があったんだよね。
なんで弾を抜くことが出来ない銃で弾を抜く動作をしなくちゃいけなかったんだろうか?
使用してた模造銃にはシャープのイノバと記されてたもん・・・。
ま、狩猟中はなるべく発射前に逃げられないよう心がけるとしますか。
※僕は銃のことに関しては全くのシロウト。この銃に関してもマニュアルがないので弾を抜く方法があるかもしれませぬ。
2003 10/14
狩猟の部屋
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