イノシシやってきた!! 
残念がるべきか? 喜ぶべきか?



自宅付近に乙事主様が出没しちゃったんです。

僕が引っ越してきた頃(3年位前)は、イノシシがいるなんて聞いたことありませんでした。

今年始めにダム1の奥のほうにイノシシが出ているとの事を聞きました。
ダムの入り口から歩いて30分くらいのところらしいです。
とはいえ、人里まで降りて来たという話はぜんぜん聞きませんでした。

それがとうとう先日、近所の知り合いのレンコンの池、栗、芋に被害を与えたとのこと。
自宅から自転車で3分くらいのところ。
(っていうかレンコンなんか食べるんだね・・・・。)

ヒー様「曇り無き眼でみさだめよ。」

というわけで早速現場を見に行ってきました。
するとイノシシの足跡や、ほじくり返された後がありました。


レンコン畑とその端の掘り返された後。



あ〜らら・・・・サツマイモ畑が・・・・まるで耕運機で耕したみたい。

「たとえわが一族滅ぼとも、人間どもに思い知らせてやる!」

思い知らされましたー!!
・・・・・
・・・・・
・・・・・
なわけないだろ!

ゴンザ「俺の石火矢を持ってこい! 石火矢衆はここに集まれ!! このまま逃がしてなるものか!!!」

・・・・・残念ながら、僕の石火矢(空気銃)で骨を砕き、
腸(ハラワタ)を引き裂き、瀕死の重症を与えることは到底不可能なことでありまするが。

ヒー様
「さて、困ったことになった・・・。
 かのししははるか隣りの町からやってきた。
 下の写真を見なさい。
 荒らされた土地に食い込んでいたものだよ。
 土地の持ち主にむごい苦しみを与えたのだ。
 隣町で何か不吉なことが起こっているのだ。」


足跡
たたり神にならなければいいけどね・・・持ち主が。


曇りなき眼で見定めた結果・・・・
たぶんイノシシが来ているとわかりました。

むっふっふっふっふ。( ̄∇ ̄)

近くにイノシシがいるって考えるとなんだかワクワクしてきますの〜。。

んでも、農作物を荒らされるのはちょっと、っていうかめちゃくちゃ困りますね〜。
これがもし家の畑だと考えるとやっぱ不安になってくる。

畑といっても父が趣味でやっている程度のものですが、一応たまに僕も手伝ったり(手伝わされたり)してるんです。
そんでもって無農薬でやっているので虫による被害が後を絶たないんです。
木酢だとかなんだとか、いろいろ試しているそうですがあんまり目立った効果はない様で、
また土があまりよくないのか、野菜の出来はそこそこ。

いまでこそ相当悩んでいるのに、この上イノシシなんぞが来てしまったらたまったもんでない。
それこそ人の分け前がなくなってしまう・・・・・。

あ!
そういえばイノちゃんはタケノコを食べてしまうって聞いたことがある。

家にもタケノコが生えてタッケ。

ダムの奥は家の裏の山と繋がっているし、被害にあった知り合いの畑は結構近い。


荒らされた芋畑の辺りから見える黄色いところがたたらば・・・・
じゃなくてうちの山。

うちの方に来るのも時間の問題か・・・・・。

ハクビシンの毛皮を被り、もののけ姫になるしかないな。

イノシシめ!駆除してこの地に塚を築き、あなたの御霊をお祭りします。
恨みを忘れて、しーずーまーり たま〜へ〜


イノシシが来たってことはシカもそのうち来てしまうのだろうか。

シカはヤマビルを運んで来るらしい・・・・。

ヤマビルは意外とキモイ。
別に意外じゃないか。

あれはいつだったか・・・・・
たしかブラックバス釣りのポイント探しで隣町のちょっと山の中を
車で走っていたときだったっけ・・・・。

川らしいものが見えたので、車から降りて少しぬかるんだ道に立って眺め(その間3分くらい)、
再び車に戻り運転を開始した。

しばらくして太ももの辺を異物が動いているのが目に入った。

一見してシャクトリムシのような物が3匹、一心不乱に何かめがけて這い上がってきている。

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・ゲゲ!!  ヒルだ!!

すかさず車をとめて外に出て、ヒルをはずして靴で踏み潰した。

シャクトリムシであるならこれで問題ないのだが、相手はヒルである。

「もしや知らない間にズボンの中に・・・・・」 という不安。

その場でズボンや靴下を脱いで確認をした。

そのときは潰した3匹以外は見当たらなかったが、
その日は風呂に入ったときに、とりあえず体を確認してしまった。
まさか大事なところ付近に吸い付かれていたらたまったもんじゃないし、
突然血がにじんできたら嫌だかんね。

けど、なんだか風呂に入った後もちょっと不安でした・・・・。


家の山にはまだヤマビルはいない。
というか僕の住んでる町にはまだヤマビルはいないようだ。

しかし、隣接する町はヤマビルが結構問題になっているみたいだ。
もちろんシカも住んでいるのだろう。

狩猟登録で支庁を訪れたとき、環境課の月予定表のホワイトボードに
隣町の地区名とともにヤマビル対策、シカ対策の文字が書き込まれていた。


嫌だねー ヤマビル。
どうも好きになれませぬ。

だからお願いです、こないでちょーだい!


こっちにイノシシが出没するようになったのはもしかして
隣町でしばしば行われる有害鳥獣駆除のあおりをくらっているからではないだろうか。
逃げ場を失った動物がこっちに逃げ回ってきたのかも・・・・・。


イノちゃんはちょっとマジ深刻な問題だよ。

ここらでは、ハクビシンやアライグマによる柿とかビワなどの果樹の問題以外で、
畑の農作物を栽培するのには特に動物には気を配る必要はなかったのだ。

荒らしたイノシシが迷いこんだ奴であるなら、そいつを消せば済むと思うのであるが、
もし、イノシシ達でこっちに移住してきているのであるならば、
何かを栽培するためには、イノシシ避けの対策を打たなければならなくなる。


やだなー・・・
来て欲しくないなー・・・。
他に行くのはいいけどこの辺にはこないでよー・・・・
って、それはあまりにも自分勝手な考えですね。

けど、もともといなかったのが来てしまうわけだからね。


しかし、単にイノシシを捕るという考えでいくと
近くでイノシシが捕れるから楽で良いかもしれない・・・。

なんか今すごく複雑な気分なんだよね。

近くで捕れるのは嬉しいけど、被害のこと考えるとやっぱり来て欲しくないけど・・・・
板ばさみというか、葛藤というか。

っていうか、日中はイノシシはあんまり出没しないんだっけか。

ジコ坊「朝日よ出で続けよ!」

まあ、とりあえずはなるようになれーって感じですか・・・・。

2003 10/24





追記

どうやら被害が拡大している模様です。

近所の農家が被害にあい、町に駆除を要請した様です。




ふむふむ、罠に農作物をぶっかけておくことで、何らかの効果を出しているのでしょう。(たぶん)

地元猟友会が仕掛けにきたのでしょうか。
「あぶない、近寄るな」
と記されています。



あぶない、近寄るな って言われても・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・




これだよ。

道路の真横も真横。

このかけ方はどうかと思いますが・・・・。

絶対子供が近づくぞ。



たしかに道路に仕掛けなければいいらしいけど、
危険を考えたら、もっと向こうに仕掛けようってならないかな〜・・・。


・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・だってさ




ほら、反対側はなんにもないんだもん。


しかし、この重々しい罠を目にすると、
「来てるんだな〜・・」
と、さらに実感してきますね。


イノシシを駆除するには地面ごとふっ飛ばさないと駄目だぞ。
エボシ様風に。


これから朝、ちょくちょく見に行ってみるとしますかね。

2003 11/1





追記

イノシシ、全然捕まってないようです。

獲れなくて罠に工夫を施してます。


罠の周りにぶっかけていた農作物の代わりに、
黒いメッシュを巻きつけています。

米ぬかに始まり、サツマイモに、夏みかん etc・・・

てんこもりなエサがちょっと不自然だよね。

でも、がんばってこの地を守っていただきたいものです。

つーかうちに来る前に止めてくれ!

2003 11/28




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