初猟



とうとう待ちに待った初めての狩猟です。

なんだか、ドキドキして眠れませんでした。

運動会とか遠足の前日みたいな感じ。

ちなみにこの日はカメラのデータを記録するカードをプリントに出してしまったので写真はありません。


日の出は6時14分とありまして
いざ、猟場へと向かう。

自宅から一分かからないダムへと到着。
しかしすでに駐車スペースは陣取られている。

「ふ〜む しかたない。」

自宅に戻り、山沿いにダムへと歩いていく。


ダムに向かう途中、何度か、地面から

バタタタタタタタ・・・・・

と、ハトが飛んでいくのに出くわした。

クソ!! 先に見つけてれば撃てる場所なのに・・・・

なにせこっちは歩いてるもんだから音が出てしまう。
それに気づいてハトは逃げていくのだからどうしようもない。


ダムに近づくにつれてヒヨドリの鳴き声が聞こえ始め、
ヒヨドリが群れているところに陣取って狩猟を開始する。

撃ちやすそうなヒヨに目をつけ、ポンプを2回して弾をこめる。
そしてスコープを覗いて狙いを定める。

スコープ越しに見えるヒヨは、「ピーヨ!ピーヨ!」と鳴きまくっている。


「へっへっへ。撃ちますよーん。」


スコープの十文字を頭に重ねる。


いざ!!


パン!!
(音は空撃ちのときより、鋭さがある感じ)



・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

あれ?


なんだ?


ヒヨドリに変化なし。
ヒヨドリは鳴くのをやめ、首を左右に振り振りしている。
ビックリしてるようだ。


威力が弱かったのだろうか?
さっそくポンプをする(5回)。
そして狙いを定め、発射!

パン!!!!!


ババババ!!!!


あ〜あ・・・・
飛んでちゃった・・・・・。

なんでだ?
当たってないって事か。

そうか。
わかったぞ。
スコープの調整だ。
それから、手のブレも加わっているみたいだ。

そういえば狩猟の雑誌に、狩猟前のスコープの調整を怠らないようにって書いてあったっけ。
買ったときに適当にいじくってしまった・・・・。
それ以来そのまんま。


幸い狙った奴以外はまだ残っていたので、
今度は側の木に固定しながらそいつの胴体に狙いを定める。


パン!!!!!


当たった!!!!!!



当たった当たった当たった


当たったのに・・・・・


飛んでちゃった・・・・・・。


たしかに羽が飛び散ったんですが、鳥は飛んでってしまいました。


「あ〜・・・これが半矢とでも言うのだろうか。」


この後、二羽を同じく半矢にしてしまったところで、群れは消えていった。

ヒヨヒヨヒヨちゃん、申し訳ないです。
でも、君達のおかげでスコープの調整がそこそこできました。
どうも調整が左よりにずれていたようです。
そいういえば、ポンプ回数も影響するんだっけか・・・・
とりあえずポンプは5回に決めよう。


当たるも八卦、当たらぬも八卦・・・・って違うだろ!
当たるも当たらないも実力さね。

いや、ほんとに未熟で準備不足でごめんね。



場所移動

ヒヨドリを発見する。

「今度こそは!」

と、手のブレも考慮してやはり木に銃を押し付けながら狙いを定める。
手前を向いてて撃ちやすそうです。

「いくぜ!」

パン!!!!!


当たった!!!!!!!!!!!!!!!!!

と思う。

さっきのように羽は飛び散らなかったが、
ヒヨドリは茂った葉っぱの間を カサカサカサ、パサ。 
地面に落下した。


さっそく近づいてみる。

動かない。

拾ってみてみる。

・・・・たぶん死んでる。
目が半開きでうつろです。




「とうとうやってしまったか・・・」





な〜んて、これっぽっちも思いませんでした。

だって以前パチンコで撃ち落してるから・・・。

でもさっきまでピヨピヨ鳴いてたのにって考えると、
う〜ん、なんだかなんだか・・・・。

その場で解体しようと思い羽根をむしり始めたのですが、
血で手が汚れそうなので途中でやめた。



場所移動

杉にヒヨがとまっているのを発見。

ゆっくり近づいて狙いを定めようとするが、銃を固定できるような場所が回りに無い。
どうしたもんかと試行錯誤した末、ひとつのスタイルに行き着いた。

その場でウンチングスタイル

そして二の腕を膝に固定して狙いを定める。

お!
これいいよ。
いい感じ。
手のブレが意外と抑えられる。

しかし、誰かには絶対見られたくないほど情けないスタイルだと思う。



パン!!!!!


当たった!!!!!!!!!!!!!!!!!!

さっきと同様、羽は飛び散らずヒヨドリは落下。
ところが、途中の枝の密集した場所に引っかかってしまい地面まで落ちてこない。

「チキショー!!!!!」

何とか落とそうと努力を繰り返す。

 蹴る・・・・駄目。
 上る・・・・上れない。

駄目でした。

動かないところを見ると、死んでるっぽいけど・・・・

仕方なくあきらめることにする。



場所移動

ヒヨドリ発見。

さっきのようにウンコポーズで狙いをつけるが、ヒヨドリは横向きになっていてる。
こっちをまっすぐ向かないかと待ってみたが、その気配はない。
仕方なく、その状態でトリガーを引いた。


パン!!!!!

当たった!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒヨドリは落下する。

何故か回転が加わっている。

急いで近づいてみると・・・・・


あ!?

生きてる!!

羽をバタバタさせ、逃げようとしている。

「待て、逃げるな!」

と、手で捕まえる。

見てみると、片方の羽の付け根が折れ曲がって血が出ている。
なるほど、だから落ちるときに回転が加わってたのか。

かわいそうなので、首をひねってとどめをさした。



場所移動

再びヒヨドリを発見。
しかし、場所的にすご〜く微妙な場所に止まっていますね。

まあ、とりあえず撃ってみるか。

近くに木が生えていたので、ウンコマンならずに済んだ。

ヒヨドリは向こうを向いている。
つまり尻がこっち向き


浣腸爆弾発射!

パン!!!!!



当たった!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒヨヒヨ落下。

しかし、恐れていたことが起きてしまいました。


ヒヨヒヨダムに落下。

これは残念ながら回収はできません。
あきらめることにします。
動いてもいなかったので、たぶん死んでました。

学んだぜ! こういうときは撃たないことですね。



〜中略〜


そういえば、獲物を発見、弾を込めた後に
獲物がどっかへいってしまうという状況に何度か出くわしました。

以前頂いたメールに、このタイプの銃は弾を込めた部分を開いて、
銃口を上に向けて銃床を叩くと出てくるとの事でした。

というわけでさっそく試しました。



トントン。
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・


ビシビシ!!
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・


ガンガンガン!!!
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・


出ませんでした。

「じゃあ、これならどうだ!!」

と、銃口を加えて息を吹き込んでみた。
(自殺行為)

でも、出てきませんでした。

しょうがないので弾は込めたまま安全装置をかけて移動したり、空に発砲しました。
違反だけど・・・しょうがないよね。

他の人はどうしてるんでしょう? アドバイスください。




結局この後は何も獲れませんでした。
自宅へと引き返し、初めての空気銃での狩猟は終了しました。

そういえば途中でリスを見かけました。
意外と大き目の奴が二匹、杉の木をくるくる回りながら上ったりしていました。
たしかとってもよいリスの種類が狩猟鳥獣にいた気がするが・・・。
残念ながら種類を判別することができなかったし
どれが獲ってよい種類かも覚えてなかったので、撃つのはやめました。


本日の猟果
半矢ヒヨドリ3羽 
撃ち落しヒヨドリ4羽 
回収ヒヨドリ2羽
カメラ屋に取りに行って撮影。


反省
銃の手入れはちゃんとしておくこと。
半矢なるヒヨ3羽に深く心から謝罪します。ごめんなさい。

そういえば、最初銃を所持するとき射撃目的で所持したけど、射撃一回もしてないな〜。
たしか猟銃等講習会で「技術向上のための努力をしなさい」とかなんとか言ってたっけかな〜。


いやー、でも狩猟って面白いね。
獲物を見つけたときなんか自分を木とかと同化しようとか思っちゃったりして。
一方的な殺戮とも思えなくもないですが。。。

でも獲るのは難しい。
こっちの気配が解るのか、音をたててなくても逃げるときあるし。
猟中、ドラゴンボールじゃありませんが、自分の気を消したいと幾度思ったことか。。。

もっと経験が必要ですね。


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