12月26日(金曜)


今朝、近所の人から電話が掛かってきました。

「〜さん? ちょっとカラスを撃ってもらいたいんだけど・・・」

カ、カ、カ、カラス??

「わかりましたー! 今から行きマース。」


たしかカラスは狩猟鳥獣だったはず。
でもちょっと心配なので狩猟読本を確認。
うん。大丈夫。

なんか獲って良いカラスにもいろいろ種類があるみたいですが、
黒ければ撃てる奴っぽいです。

というわけでさっそく向かう。

約3分後そのお宅に着くが、カラスはすでに消えてしまったそうだ。

話を聞くと、庭で干物を干しているらしく、それを狙ってくるというのだ。
網戸で囲っているものの、その網を破いてしまうそうです。
さらに面白いのは、魚を洗っている最中に近寄ってきて持っていってしまったそうだ。
オジサンいわく、近づいても逃げないカラスであるとのこと。


しばらくその場で待ってみることにした。


・・・・・約5分後。
再びカラスがやってきた。
距離的には15メートルくらい・・・・かな?


僕はポンプをして、物越しに狙おうとした。

とそのとき


オジサンは

「もっとこっちもっとこっち、大ジョブだよ〜。」

と、カラスに近づく。

その距離約5メートルくらい。



って、さすがにそれは近づきすぎでしょう。
カラスも殺気を感じたのか、飛んでいってしまいました。


・・・・それからしばらく待ってみましたが、カラスは現れませんでした。


以前、近くの散弾銃を所持している方に頼んだそうですが、
そのときも獲れなかったそうです。

で、その人が別の場所でカラスを撃ってきて、吊るしておけということで吊るしていたそうですが、
あんまり効果がなかったようで、しばらくのち、アライグマかハクビシンかに持っていかれたとのこと。

いや〜、面白いね。
なんていうかこういういたちごっこみたいなのって。
聞いてても、なんだかワクワクしてきちゃう。


あ、そうそう。
話は変わりますが、この家のオジサンも昔、空気銃をやっていたそうです。
そのときは所持するのに許可は必要なかったんだって。
しかもその辺のお店に銃がいっぱいぶら下がってたとか・・・。

ただしこれは約40年ほど前の話だということです。。。



「また来たら(カラス)、電話ください。すぐ来ますから。」
と伝えて家に引き返しました。

その後、特に連絡もなかったのでカラスはこなかったのでしょうかね。


そういえば、うちにもよく来てたんですよね、カラス。
庭に野菜くずを捨てていて、その中に混じる魚や肉の破片を求めてやってきていた様で、
以来、うちではちゃんと分別して野菜くずオンリーを捨てるようにしたら、ほとんどこなくなりました。
おそらく今日のカラスと同じ軍団だと思うんですが・・・。


この辺のカラスは僕の見る限り、都会のと比べてあんまり悪い奴らとは思えませんでした。
そういうゴミや、熟れすぎた柿を食べたり、田んぼで何か物色してるくらいで。

まあゴミならともかく、人の物に手を出すのはいけませんね。
今度家に来たときには駆除しましょう。


でも・・・・
電話来たときはとっさに引き受けてしまったが、
良く考えたらあんまりカラスは撃ちたくないなぁ・・・・
なんだか呪われそうだし。

ま、頼られてしまった以上、そんなことはいってられません。
安心して干物作りができるようにがんばってみましょう。

2003 12/26


空気銃猟日誌
狩猟の部屋
TOP
inserted by FC2 system