別れ





前回、猟期初日にゲームオーバーとなってしまったゴミカスヘタレバカクソ野郎ことわたくし、
税金払ったりして狩猟登録手続きをしたものの、一度も銃猟に行くこともなく猟期終了を向かえた2月の終わり、
すでに次回の猟に向けて、再度愛銃ビッキーを入院させてやろうと100円玉貯金をこつこつ貯めたりしていたのでした。




そんな頃・・・・





ヴィーーーーーーーーーーー


ヴィーーーーーーーーーーー(バイブ)




ん? 知らねー番号だな・・・・

仕事相手っぽかったらいやだからシカトこくけど、
地元ナンバーだからちょっと出てみるか?





俺「もしもーし。」




???「〜さんでしょうか。」




俺「はいそうですが。」





警察 「〜警察ですけど。」





(ドキッ!?

 つかなんで俺の携帯番号しってんの???)




俺「ど、どーもお世話になってます。 な、なんでしょうか?」




警察「もう銃の所持許可の期限が切れてるんですけどー」









・・・・・






















銃の許可。
いわゆる車の免許のような感じで、
3年に一回許可の更新を受けないといけないのです。
これを怠ると許可は失効、所持し続けることは不可能となってしまうというのです。


そのとおり、電話の向こうでさっさと銃を廃棄 or 譲渡しないとお縄だと申されております。




俺「よーするに・・・・
  もう一回一からやり直しってことですか?
  何とかなりませんかね???」




警察「なりませんね。なりません。







おお・・・ つ 冷たい!


・・・・なんて冷たい声で言い放てるんだ。

この婦警には俺と同じ赤い血が流れているのか!?

熱を操る流法モードで500℃まで上昇する炎の俺様の沸騰血が一瞬にして凍りついた!!!

これが噂の気化冷凍法か!?

ウリィィィィィ・・・・・・



人の気持ち、今の俺の気持ちを考えることができるなら、
こんな冷たい言い方できないだろ・・・・。








あんまりだ・・・・ しくしく・・・




そうか! これが純のいう冷血動物にちがいない。

だいたい許可が切れる前に電話の一本でも入れてくれればいいのに。

担当区の中で更新するやつなんて月に何人もいねーだろうに。

このクソババァが!  このくそばばぁ!




(いや、どー考えてもお前が悪いだろ?
 だいたいポリ公は持たせたくないんだから知ってても黙ってるぜ。
 つーか取り消し線の意味あるのか?)





だよなー・・・・

俺も今年は修理に出すってことしか頭に無くて、
古民家の修理のこともあってかなり忙しかったもんで、
すっかり更新のことなんて忘れてたよ・・・










うひひひひひ・・・・



ひーひひひひ!










(何笑ってるの?)








泣いとるんじゃバカもん!










今の私の気持ちに相応しいBGMを聞きながら・・・・












ビッキー遺影





皆さんも・・・さぁ!






線香をあげてやってつかぁさい。


俺の愛しいビッキーに・・・・


うひっ   うひぃ〜いいいいい。








銃砲店という火葬場で最後の別れ










こんな形でのお別れだなんて・・・・



一生懸命育てたパロムポロムが、
突然石化してパーティを離れてしまったくらい悲しいよ・・・・。






うわーん! びえーん!






(そんなことより  あれ?

 なんか大切なことを忘れてない?)








え? なんだっけ??








(思い出せよ ゴミカス野郎が!)







あっ! 思い出した!!

今年ビッキーを治療に出してあげて、再び息を吹き返したら、
再び戻そうと思ってたんだよね。





ハンドルネームをさ。





ゴミカスヘタレバカクソ野郎。 から元のBBに。





(まさにピッタリだし、もうコテハンでいいんじゃねーか。)





冗談じゃねーよ。
いやだよそんなの。

またテストを受けなおし、
再度銃を手にすることになったら戻すってことでいいですか?


・・・と言ってもしばらくショックで立ち直れねーと思うけどな・・・・。

俺って惚れたら一途だからさ。



空気銃猟日誌
狩猟の部屋
TOP inserted by FC2 system