罠猟ばっかに夢中になってしまい、
空気銃猟はちょっと後回しになってしまっていた。
アポーガの効果もまだ出ていないようだし、
初猟は近所の猟場の様子見ということで、
車でブラブラと走り回ってみることにすっぺか。
軽トラに乗り込みいざ出発。
まずは家の近くの田んぼでムクドリがいたり、
その近くにある木にはキジバトが飛んでくるポイントへ赴くことにする。
ムクドリの姿は確認できず、
田んぼの横の道を、側に生えてる木を見ながら車でゆーっくり走る。
ん？
車の進み具合に違和感。
ちょっと地面が柔いようだ。
タイヤがスリップしているらしい。
なんの。 この軽トラ様は４駆だぞぉ〜！
ポチッ と４駆ボタンを押し、
４ＷＤ のマークが点灯し、難なく脱出！
っと思いきや、うまい具合にことが進まない。
イヤン！バックしたり前進したり頑張るのだが、
思った以上に地面が柔いようで、
努力すればするほどタイヤが埋もれていってしまう。
イヤーン！！最初は右後輪だけスリップしていたようだが、 右前輪まで埋もれていってしまった。
な、 なんでこんなに柔いの？
右サイドは前後タイヤともに完全に空回り。
左サイドのタイヤが接する地面状況はよいのだが、
左サイドのタイヤには動力がまったく伝わっていないようだ。
デフロックだとかそういう機能のないこの車では、
ここまでなってしまってはもうお手上げだ。
しかたない・・・・
援軍を呼ぶしかあるまい！
ピッピッピ・・・プップップ・・・トゥルルルル トゥルルルル
父｢もしもし｣
私｢あ、オレオレ。 あんさー 車がはまっちったんで引っ張ってくれる。｣
父｢はまった！？ はーっはっはっはっは！！｣（大爆笑）
あーあーもう！
しかも雨降ってきたし！
しばらくして父が到着。
さっそく牽引ロープを掛けて引っ張ってもらうが、
これまた全然引っ張れない。
勢いをつけてドン、ドンっと頑張っても、
徐々に後退するものの、ぬかるみにはまったまま後退するだけ。
さらに、ぬかるんだ状況のため救援に来た車がスリップを始め・・・
スタック。
２次災害発生。
こいつも一応４ＷＤなのに・・・根性ねえな！
さてどうしようか と悩んでいるときに、
ふとトラックが後退してできた軌跡を見ると・・・
・・・・
ナンダコレ？
石？ いや、 ん？？ ブロック？？？
そ、そうか！ そ、そうだったのか！！！
そして今おかれた状況がただのスタックではないという事実に気づいた。
こ・・・こりゃ側溝だよ！！！
側溝が泥で埋まってたんだよ！
右サイドが完全に脱綸してる。
これは自力でも、赤いので引っ張っても無理だな。
っていうかなんでこんなとこに埋まってるの？
田んぼの田んぼらしいとこまではまだ距離があるし、
しかも普通に草が生えてて道っぽかったし、
確かにちょっと運転それたかもしんないけどさー・・・
っと、てめえのよそ見を棚にあげて文句を言っていても車体が宙に浮くわけでもない。
・・・・
ＪＡＦを呼ぼう！！！
ＪＡＦに電話をかけ、待つ間にポツポツ雨がいよいよ本降りチックに。
スタックした救援車の方は、隠れ側溝にはまったのではなく、
ただのぬかるみでスタックしただけだったようで、
座布団を下敷きにして前進後退運動プラス人力で何とか脱出に成功するも、
ヘッポコなため、通行の邪魔にならないようその場から移動。
座布団をボロボロにして母に殺されるかもしれん・・・
とりあえず後で納屋のどっかに隠しておくとして、
無いと気づかれてもしらんぷりで通すことにしよう。
そんで時を見てゴミ袋にさりげなく突っ込んで証拠隠滅！
ってスンポーでよろしいですか？ 母上。
しばらくしてＪＡＦの方が、まずはクレーン車両で来て頂けたのですが、
アホな私の説明が足りず（そこまで頭が回らなかった）、
来る途中の田んぼのカーブを曲がりきれないで、
ここまで進入して来ることができませんでした。
そして次に、ウィンチ装備のパジェロが到着。
ウィーーン と強引に引っ張りながら、
右側面から父と私で人力で力を加えることで車体を浮かし、
無事に、側溝から救助して頂けました。
大変ご迷惑おかけいたしました＆感謝感謝でございます。
ふぅー・・・
雨ザーザーぶりになってしまったし・・・
軽トラグチャグチャだし・・・
俺もダメダメだし・・・・（人として）
帰りませうか？
こうして、
初猟 っつうか・・・・・・
なんにもしてねえよ！！！
何これ？ なんなの今日？
ま、たまにはいいんじゃないですか？ こんなアクシデントも。
（たまにか？ 去年も似たようなことがなかったか？）
ん？ 去年？？
去年のことなんか覚えて・・・あ！
そういや何かが・・・・安らかに死んでいったっけ・・・。
とりあえず、ウィンチ装備デフロックありのランクルでも買いたくなって終わりだな今日は。
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