1月11日




時はまだまだ猟期前。

猪の罠を仕掛けるための下見で、
この辺の山をブラブラしている頃だった。

ある尾根の頂上で、
訪れれば高確立でヤマドリに出会っていた場所があった。

出会うといっても、私が気づかないうちにヤマドリのテリトリーに踏み入ってしまい、
突然近くから ドババババ っと飛んでいかれるだけなんですけどね・・・

まぁそんなわけなので、
絶対に単発の空気銃なんかじゃ獲れないだろうシチュエーション。


だけどさ、あんだけガサガサ歩いていても、
かなり近づくまで飛び出さないってことは、
歩くときになるべく慎重に歩けば、
もっと近くに近づけるかも知れねえってことだよな。

しかもやつらがこっちに気づく前に、
こっちがやつらを見つけられれば良いわけだよな。

やつらだって生きてるんだから、
飯を食うために動き回っているはずだし、
よく出会う場所に静かに近づき、
その場で息を潜めていればあわよくば俺でもヤマドリゲット!!!




などと夢見て、本日そのポイントへ赴いた。

千葉県では1月16日からヤマドリは狩猟対象から外れるし、
明日がどうなるかもわからないからね。



いいじゃねえか  夢見たって  人間だもの。 み○を。




この場所。





ちょうど地形図的にはこんな感じになっていて、
一つの尾根で三方向の谷を見渡せるような場所です。

残念ながら今日は、ここに来るまでには出くわしませんでしたが、
そのうちこの辺りに徘徊してくるだろうと思い、
尾根に荷物をおいて、まずは周囲をぶらりと捜査。




おお!


この鶏大の鳥の糞。



ヤマドリのものに違いない。




やべえ!

いまなんか想像できたよ!

ヤマドリを抱えてセルフタイマーで写真を撮ってる自分をよ!!!


ウヒヒヒヒヒ!



尾根に戻り椅子に座ってのんびりする。




ハンディウォーマーがとても温かい。



しばらくして サク サクサクサクッ
っと、何かが地面を走るような音が耳に入る。




ゲシシシシ!!!



バカアホドジマヌケヤマドリが!  きやがったか!






っと、もう絶対にヤマドリだと期待して息を殺して待ち続けたが、
目に飛び込んできたのはリスだった・・・・


すばしっこすぎて目で追うだけでいっぱいいっぱい。
種類までは判断できなかった。

残念。





・・・

・・・・

・・・・・


・・・・・・



・・・・・・・





zzzzzzz







しばらく周囲の警戒に意識を集中していたのだけれど、態勢が悪かった。

椅子をやめてハンディウォーマーを抱き抱えるようにして、
足を上着に突っ込んで体育座り。
小学生の頃、体育の時間に寒くてよくやるあれね。

で、ホカホカと気分が良くてすこし冬眠してしまった。





時刻はすでに昼過ぎだろうか。


俺様の陣地にヒヨドリの軍団が近づいてきてしまい、
さらにあのよく通る声で鳴き合い始めやがった!


ほかの音が聞き取れない!!!



んにゃろーめらが!



持ち場を放棄してピヨ捕獲作戦開始。




藪に囲まれた木に止まっているが、
何とか隙間を通して狙いをつける。

狙い辛いが、おかげで自分の姿も目立たないようだ。





ダマレ!!!!!




ゲットー!!!


回収に10分くらいかかっちったよ。



そんなこんなでヒヨを求めて山を徘徊。






うるさいの合計3羽ゲト。




さてと・・・大猟だぜ。



かえってバター焼きにでもするか。





あれ?





はてね?





俺たしか別の目的でここに来たんじゃなかったっけ?






なんだっけ?


思い出せねえ・・・

もういいよ。

すっげえ楽しめた。




え? ヤマドリ?



なにそれ?




そんなものが俺に獲れるわけないじゃないのよ。


だいたいそもそも俺ちんピヨ専門ハンターだから。(いつからだよ?)


ピヨ以外の獲物を狙うなんて・・・



そんなん邪道ですよ。 許せませんよ。


まぁたまたま目の前通れば撃ちますけどぉー、
ピヨ以外を狙って出猟するだなんてピヨハンター失格だね。





そして、山を降りたところで再びピヨをゲット。

うん、やっぱりピヨ専門ハンターだよ。



本日の猟果
半矢 0 
撃ち落し 4 
回収 4 

今日の俺はなんか冴えてたね。
半矢ゼロ。 次元と呼んでください。



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