タラノメ


山菜の中でも王様クラスと言われている。



これがタラの芽です。
こんな感じで枝の先端に芽が出てきます。これを摘むのです。

伸びると4m、5mくらいになるので、
採るためには高枝切りバサミが必要になることがあります。


タラノメは太陽が大好きで、東に面した斜面に生えるようで、
特に人の手が入った場所に一時群生してくるようです。
しかし、他の木が茂ってくるとそのうち消滅してしまうそうです。



タラノメを探す場合は、山の尾根沿いを歩くと良いでしょう。

尾根沿いにはだいたいこのような杭が打ち込まれています。
これを辿り、各所の尾根の頂上のような場所を巡っていくと、
しばらく前に人が入るために草刈等を行った場所があれば、
タラノメが群生しているポイントに出くわすことがあります。



タラノメは、枝を見たときに棘だらけで、
節があってカニの足みてえだなーっと思ったらタラノメでしょう。


先端の芽を採った後にも、第二第三の芽が別のところから出ますが、
タラの木は採られれば採られるほど弱っていくそうなので先端意外はなるべく残すようにしましょう。
高すぎて採れないからって、枝からボキッ は避けましょう。


タラの木に似ている種類が意外とあります。
ウコギ、コシアブラ、ハリギリなどでタラの木同様トゲがあります。

これらは基本的にどれも食べれますので大丈夫ですが、
もうひとつ似ているものでウルシという種類があります。
これはウルシオールという成分が含まれており、
かぶれる可能性がありますが、トゲがないので区別できるいわれています。

以下、タラノメと似た木の比較です。





タラの芽は1、2メートルで幹も細い頃は、
カニのような節が目立っているので直ぐにわかりますが、
大きくなると、この節は目立たなくなってしまい判断しづらくなります。

見分け方として大きく育ったタラノメの幹は、恐竜の皮膚のような樹皮になります。
その他の木は、比較的つるつるな感じの樹皮になっています。


枝別れ

タラの芽は大きく育っても、枝分かれはそんなに激しくありません。
枝分かれもせずに一本のままで育つものもいます。


枝先


タラの芽は大きくなると幹からカニの節は消えますが、
枝先には節が残っているので判断可能です。





収穫!

タラの芽は案外上品な山菜だから、その日食べる分だけ採るのが良いかも。
採りたて以外は、食べても味がよくわかりません。
スーパーに売ってるやつ食べても衣の味しかしない気がする・・・・・。
(僕が味オンチだからかもしれませんが)




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