自然薯



ジネンジョという芋です。
ヤマノイモとも言うらしい。

地中にある自然薯を見つけるためには、ツルを見つけなくてはいけません。


これがそのツルとその葉っぱです。

秋になると、葉っぱが黄色くなってきて、結構目立ってきます。


さらにこのようなムカゴと呼ばれる豆みたいなものがいっぱい付いているのでわかります。
このムカゴが地面に落ちると、そこから新しい芋が生えてくるそうです。

まったく似たような種類でオニドコロと呼ばれるものがあります。
葉が、自然薯より丸みを帯びているらしいのですが・・・・
図鑑にある写真を見ても、僕には区別できません。
ちなみに有毒で、自然薯と同じ場所に生えていることもありますので、注意が必要。

葉が枯れ落ちてからだと区別できなくなるので、その前までが収穫時期。


ツルを見つけたら、その根元をたどって、そこを掘り返してみましょう。
自然薯が手に入ります。


今回は傷つけないように慎重に掘っていきました。

ちなみに傷つけずに掘るとなると、相当根気が必要となります。

何しろ、自然薯ってやつは結構辛い場所に生えていることが多い。

竹やぶとか・・・・・。

そしてほとんどが、掘っても岩盤、そして木の根や竹の根をかいくぐって生えているんです。


このような自然薯堀の道具があると便利です。
ホームセンターなどで手に入ると思います。

これで、自然薯の周囲の根っこを突き破るのです。
先っちょは鎌や鉈のようによく研いでおきましょう。


1メートルくらい、土の質が変わるところまで掘り返し、ようやく全貌が見えてきました。

ふー・・・辛かった・・・・・。

あと一息だ! というところで・・・・

パキ。

あー!!! お、折れてしまった・。。。。。


先っちょが折れてしまいました。

ここまできてちょっと悔しい。

僕の根気と集中力が足りなかったのでしょう。



ん? 何だ、この形は。



いや、ほんとに辛かった・・・・。

でも、これはまだ短いほうなんです。


完全な形で掘り出すのには本当に苦労しますが、
折りながら掘れば多少(ほんとに多少) 楽になります。

また収穫する場合は、なるべく山などの斜面にできてきるものを見つけると、
掘るときに楽になります。

といっても、やはり穴を掘ることには変わりありませんが・・・・。


こんな形の自然薯も収穫。



今回の収穫。



そしてムカゴ。
このムカゴも食べることができます。
根っこと違って楽々に採ることができるし、味もおいしいです。


自然薯はよくわかりませんが、話によれば、芋は毎年更新するそうです。
つまり掘らずに残しておくと、腐ってしまい、新しい芋がまた出てくるとか・・・・。



最後に一番大切なこと・・・・・



掘った穴は元通り埋めましょう!

そのままにしておくと大変危険です。

うちの土地にも誰かが自然薯堀に来ていて、
マナーが悪く、掘りっぱなしなんですね。

こっちの立場も考えてほしい・・・・

夏だと草はボーボーで、穴が隠れているとほんと死にます。
ほんと怖いんです。



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