05 最南端行ってみたい! 6


17/12/22(木曜)

5時、強風のおかげであまり眠れなかった。
飯を食べ出発することにするが、
テントを仕舞うのも一苦労だった。
潮岬を目指す。


本州最南端潮岬。

ってことは、ここが本州では一番暖かいということになる?
いや、風がすごく強くて寒いです。

ツーリング用の掲示板の書き込みでは、
ミッキーさんが、潮岬にちょくちょく顔を出してるらしいので少しうろつく。

岬の店は閉店している。
クソー!

アローホモーラ!

ガチャッ・・・・・キィーー。

ってな具合にはいかないですなぁ。


望楼の芝キャンプ場。
広大な芝生のサイト。
モロに風を食らう。

30分程うろついていたが、
ミッキーさんであろうと思われる人物はいないようだ。
よく考えたら、普段の日だし。
時間も早いし、出発することにする。

くしもと大橋。
潮岬の紀伊大島をつなぐ橋を渡り、
樫野埼灯台を見に行く。


灯台への道は、スイセンであろう
ネギっぽいものがうわっている。
花が咲いたら見事だろう。

樫野埼灯台。
日本最古の石造り灯台らしい。
螺旋階段が、宇宙ステーションのような雰囲気を醸し出している。

自分撮り〜。
もはや変質者
灯台に登り、景色を眺めていたら、雪が降り始める。

ここからR42を北上する。
その前に・・・

サンゴの湯。
風呂。
310円って安いぞ。

橋杭岩。
海岸に岩が並んでいる。
どういう原理でこういう景色が出来るのだろう。


湯川駅に面する浜にキャンプ。

走るうちに雪は弱まっていったが、
風はやはり強い。


コンクリの高台を風除けにして設営。

掲示板を確認すると、ミッキーさんからの書き込みがある。
通過報告してとのことだった。
あちゃー、もっと早く確認すべきだった。

「ごめんなさい、また今度会いましょう」と書き込む。

UP
キムチ鍋で飯を済まして、一杯やる。

夜。


グゥ・・・・・・

zzzzzzz・・・・・



「・・・・・さん」


グピー・・・・・



「アーファさん」


 !

「はひ? はいはい・・・・はいぃぃ!?」

「ミッキーです。」

ウホ!
わざわざ来て頂けたんですか!
ちょっちびっくり。


ミッキーさんご夫妻。
正直なところ、おらまたホームレスかと思いました。


差し入れどっさり〜!
ありがと〜ございますぅ〜!

しかし、お互い寒すぎて、あまり話も出来なかった。
次回はチャリダーになって来るつもりですから、
そのときは潮岬で会いましょう。

おおっとー!!
差し入れの中に米がー!
こりゃありがたい。


丁度さっき切れたとこです。

ん?

あ!

社会の窓全開じゃん!

話してたときもあいてたってことか・・・

目が覚めてしまい、
寒いのでテント内ストーブ。
新しくガソリンでなくガスタイプのものを購入したのだ。

シューーー

カチカチ・・・カチカチ・・・

寒いからか火がつきづらい。


オラオラカチカチ!


ボ ワァ !!!


キャァァァァー・・・・

テント内で火が充満。


しぬー!

メッシュ部分がチリチリに焦げた。
一気に暑くなって、一気に寒くなるのを経験し、
差し入れのホカロンが大活躍した。

走行距離 96km 累積 4459km 
ガソリン代 ¥475 累積 ¥10230 


17/12/23(金曜)


天気は良さそうだが・・・
寒い。

今日は熊野那智大社へ行ってみよう。
日本一と名高い滝があるらしい。
是非見てみたい。


R42〜県道46
熊野那智大社へとやって来た
まずは滝でなく社を見に行く。


これまた、見所は多いが、
だだっ広くて・・・


階段多くて、やんなっちゃう。
しかも凍ってんのよ。
すっ転んでるジイチャンバアチャンが多くて可哀想。


あ、来年は犬年かぁ。
つーことは、24になるわけだな・・・。
精神年齢は一向に変わらないのだがね。
もう少し自覚せねばなるまい。

UP
那智の滝〜!

お! 虹が・・・
近くまで行って見物するには、300円。
お守りくれます。


滝の上部は三つに分かれている。
あんな所に注連縄を掛けに行った兵がいるっつーことですね。


なにやら雨乞いのような行為が行われていた。
神主達が巫女を取り囲み、滝の前で踊らせている。

おまえ達も踊れよ。
スピーカーから流れる曲がうざい。

那智の滝見て満足。
再びR42を北上、尾鷲を目指す。
R311に入り、大吹峠に差し掛かる。

一速で頑張っていると・・・・走りがおかしい。

ファイト〜ォ! ガンバレー!!

しかし、峠途中でパワーダウン、エンジンストップ。

ふむ・・・・
どうしたのだーーー!?

エンジンを再始動しようとがんばる・


微妙にキックに違和感・・・・

まさか!?

慌ててオイルを点検する。

あ〜あ・・・オイルがない〜!

焼き付いてないだろうな・・・

さて、どうしたもんだろうか・・・

エンジンは掛からない。
オイルは持っていない。
スタンドは無い。

仕方ない・・・戻ろう。
峠をニュートラルで下っていく。


くまのし駅付近でスタンドを探し、
引っ張っていった。

とりあえずオイルを入れてもらい、
エンジンを始動するため頑張る。

セイヤッ! トリャッ!

エンジンは一向に掛からない。

オシャカですか?

フンフンフンッ!

キックし続けること十数回くらい。

ブブ・・・ブッバッババッバババ・・

おお! 掛かったぜーーー!!

スタンドのオジサンも喜んでいる。
どうもご心配おかけしました。


再びR311、峠を越え、尾鷲市三木里海岸をキャンプ地とする。

走行距離 119km 累積 4578km 
ガソリン代 ¥0 累積 ¥10230 
オイル ¥473 


17/12/24(土曜)

今日は九鬼の漁港を見に行って、
その後は馬越峠を見に行こう。

九鬼の漁港は、先日岡山で友人と会うため合流した兄が、
岡山に来る前に漁業体験で訪れていた場所。
ほんとは尾鷲で合流も考えていたのだが、間に合わなかったのだ。
でもせっかくだし、どんな所か、ちょっと見ておきたい。


朝、天気はよさげと思っていたのに、
ポツリポツリと雨が降ってきた。
ちょっと様子見をして11時に出発。


今日はクリスマスイブだ。
もちろんクリスマス気分は満喫している。
100円ショップの飾りで。
走ってるうちにボロボロになってしまったが・・・。


ひっそりと山に囲まれた湾内にある漁港。
兄が乗ったであろう船は見当たらなかった。


再びR42に出て熊野古道(馬越峠)


石畳が続く。

UP
夜泣き地蔵だって・・・。
なんか嫌だな。


高塚台公園。
休憩に最適とか書いてあったので行ってみたが、
実は駐車場から大分歩く。
疲れて休憩せざるを得ない。

この後、紀伊長島町からR260に抜け、
志摩市の大王崎を目指す予定であったが、
R42から260に乗り忘れ、その差は開く一方。
もはや行く気は失せた。


R42。
暗くなり、どこだかわからない道脇でキャンプ。

寿司にケーキに鶏モモにワインにビールで準備万端。

メリ〜、クリスマスゥ〜!
なんかちょっと寂しいかも・・・・

走行距離 99km 累積 4677km 
ガソリン代 ¥469 累積 ¥10699 


17/12/25(日曜)


めちゃ道路脇。

夜中中車が通り、かなりうるさかった。
ん〜、つーか、ここはどこだろう。

さて今日は・・・・
予定が狂っちまったんだよね。

大王崎行って、灯台資料館行って、伊勢神宮のつもりだったのだが、
伊勢神宮に行き、そのあと灯台資料館、大王崎は諦めよう。


R42〜県道13
伊勢神宮(外宮)


さすが・・・アマテラス関係を祀ってあるだけに雰囲気が一味違う。
ガードマンもすごく、立ち入り禁止が多い。
ガードマンに「儀式を始めるからどいてなさい! 静かにしなさい!」と怒られてる子供がいる。
なんかすっげー可哀相。

写真撮影が禁止の場所もある。

なんだかさ、

難しいけどさ、

次第にさ、

ガードマンとかの態度も含め、

一体何様のつもり?

と、ありがたみが失せてきた。
そもそも明治神宮とかも、天皇が死んでから神として祀られてるんでしょ・・・

でもさ、
やっぱさ、
墓の下のホトケさんでいいんじゃない?

祀るなら、人類の祖先、ピテクスとかの骨でも祀ったほうが、ありがたみがある。



県道32〜61
途中、天の岩戸(恵利原の水穴)で水を汲む。


これが天岩戸らしい。
ふーん・・・・


灯台資料館の灯台。


これが昔の灯台の姿。
全長160cmくらいの模型で残っている。


灯台資料館。
全国の灯台の資料があるという。

私的に印象深い灯台は、
北海道根室のノッカマップ灯台だが、
残念ながら、写真に見る全国主な灯台には、マイナーすぎて含まれない。
おそらく、ここにある週刊誌的な灯台資料のどこかには含まれているのだろう。
さすがに、全部を見ているわけにはいきませんが・・・

行った事のある灯台の写真を目にすると、なんだかワクワクしてくる。
ここに来るのは、ある程度見て回ってから来ると面白いかも。


県道128、パールロード、的矢湾大橋を通過。


途中にある鳥羽竜発見の地。


骨、足跡の化石のレプリカがある。
骨はともかく、足跡のほうは本当に足跡なのかどうか疑わしい。

この場所にテントを張って泊まろうと思ったが、
どうやら犬の散歩ポイントのようで、うんこが一杯。
気分が悪いので別のポイントを探す。


二見浦海岸の駐車場に張る。

走行距離 119km 累積 4796km 
ガソリン代 ¥0 累積 ¥10699 


17/12/26(月曜)

3:30
風が強くなり始める。
テント四隅のペグしか打たずにいたので、
強風でひしゃげたテントが顔面に張り付いてきて目が覚めた。

補強して再び眠りにつく。
今日は雨は降らないようだが、走るのは億劫そうだ。

「あーあ、まだ風がおさまらーん・・・」

などと考えていたら、
時間は午後近くになってきた。

もう今日はやーめた!!


ミッキーさんからメロンの差し入れのメロン。

う、うまい!   けど・・・・

保存は利かないから喰っちまわないと。。。


う、く、苦しい。。。

走行距離 0km 累積 4796km 
ガソリン代 ¥0 累積 ¥10699 


17/12/27(火曜)

今日も風が強い。
なにより寒い。
しかし、雨は降っていないので出発することにする。

R23を北上。
四日市からR365〜R306で彦根へ抜けよう。

さてと・・・今日の目標は風呂と洗濯。

風呂は時たま入っていたし、
下着(靴下、パンツ、シャツ)はその度に着替え、
風呂で洗濯していた。

ところが・・・上着は着たきり雀である。
このままでは必ず家族から批判されること間違いなし。

臭い! と。


寒い寒いと思っていたら、
ざけやがって雪が降ってきやがった。
鈴鹿川の橋下に避難する。

ここで泊まるか・・・とも思ったが、
時間は大分早い。
雪の勢いが弱まるのを待って出発。


追分交差点にある湧き水を汲んで、

ランドリーに逃げ込んだ。
洗濯中は、予備の上下ジャージ。
かなり死んだ。
暖房くらいつけて欲しいものだ。


洗濯後は健康ランドみたいな場所で風呂に入り、
海蔵川河川敷にてキャンプ。

風呂と洗濯コンボは、かなり気分が良い。
ギリギリホームレスにはたまらない。
酒も美味くなる。

走行距離 96km 累積 4892km 
ガソリン代 ¥0 累積 ¥10699 




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