05 最南端行ってみたい! 4


17/12/11(日曜)

チェーンがブランブラン。
走っていて、カチャカチャ五月蝿かったのは、
どうやらこいつが原因らしい。
調整してから出発する。

ここはもう四国だ。
そうだ!
四万十川に行ってみよう!
R378〜R320〜R381。


この辺りは走っていると、こんなものが目に付く。
みかん取りのヤサコンを運ぶためのものだ。
レールは山の斜面に続く。


高月温泉にて風呂に入る。
工事中で、景色はよくなかった。


走るうちにぶち当たった四万十川。

これが、かの有名な潜水艦、
アカメ(ナイルパーチっぽいヤツ)が棲む川か〜。
といっても、河口付近でこんな浅い上流にはいないだろうけど。

R381沿いにツーリングして、キャンプ場を探す。

三島キャンプ場。
200円。
四万十川の中洲にテントを張ることができる。
設備もしっかりしてるので、自分のような初心者には良い。


せっかくなので中州へ突っ込む。

う〜・・・石が凄すぎて進まん。
パワーが足りなさすぎ。

大分離れた場所まで来て、ここをキャンプ地とする。

アオ〜ン!
四万十川の水に触れて大満足。

う〜ん、冷たいねー。
死にそうだねー。


こんなところにテント張って、
増水したら取り残されるだろーな。

四万十川のせせらぎを聞きながら、一服。
かなーり寒いんだけどね。

明日は源流でも見に行こうかな。

走行距離 106km 累積 3559km 
ガソリン代 ¥490 累積 ¥7943 


17/12/12(月曜)

朝起きると、雪が降っていた。


東屋に非難し、そして考える。
今日は出発やめようかな・・・・と。

しばらく悩んだが、出発した。
R381〜R56のルート。


少し雪が強くなってきた。
顔面が痛い。

ふと見えたお堂で休憩させてもらう。
中で休憩していると、
通りがかるダンプの運ちゃん達が、
心配して声を掛けてくれた。

地図を眺めていると、ふと気になる文字が。

マンガ神社。


早速やって来た。


なんだ〜? こいつぁ〜よ!?

何だかよくわからない御神像が祀られている。
マンガに関する供え物があるが、
どうのようにマンガなのかよくわからない。
意味不明。

その後、県道19を走り、四万十川源流を目指すが、
よくわからない。
どうやら、チロチロと滴るような源流ではないようだ。

源流、見つからず。

R197へと出る。
四国カルスト大地という観光名所があるそうなので行ってみる。
雪は強まる一方だ。

R197からはR440を通り、
地芳峠に抜け、カルストの尾根道に抜けるルートを取った。


途中、親子観音水という湧き水があるので汲んだ。


雪はどんどん強くなり、吹雪くと先が見えなくなった。


峠道ともなると、登りはもはや走れない。
っていうかこれでも国道らしいぜよ。

バイクを下り、手押しでアクセルを吹かしながら登らせる。
さすがに運動量が半端ないので、
全く寒さを感じない。

何十回目だろう?
もうコケるの慣れました。

すぐ脇が崖っぽい場所のアイスバーン地帯は悲しい。
バイクを起こすこともできないし、立つ事もままならない。
でもそのまま滑っていったら、下におっこっちゃう。

悪戦苦闘。
峠の天辺まで行けば、店ぐらいあるだろう。
何とか峠道を突破するのだ!


と、這這の体で辿り着いた地芳峠。


店は閉まって、
人っ子一人見当たりません。

しかも・・・・

UP
吹雪いてきたーーーーーー!!!

しかも・・・・


カルスト、天狗高原に向かう道は、
あえなく通行止め。
吹雪で先は見えない。

かなりの積雪により、バイクを押しても進めない。
歩きで進もうと試みるが、ショボい装備でこれ以上進んだらまずい。
ほんとに先が見えん。


もうだーめだ

さて・・・・
どうしたもんでしょうか・・・・
ここにテント張って、明日トライするか・・・・

つっても明日の天気がどうなるかわからん。
それどころか俺の命があるかもわからん。
食料も少ないしなぁ。

しかし、下りるのもまた一苦労だな。
悩んだ末に、来る途中にバス停があったことを思い出し、下ることにした。


時速徒歩以下。
もはやお荷物以外のなんでもない。

捨ててこうかな。

マジ死ぬ気でふんばりモード・・・
ハイドーハイドー。
動け動け!


何とかバス停へと辿り着いた。


ガチガチに凍ったタオル。
ぶん殴って殺せます。


バス停の中にテント張って、
今日の塒とする。
しばらくして、車が通りかかった。
私の姿を確認すると、わざわざバックして戻ってきてくれた。

「ここに泊まるの?」
「はい。」
「旅してんの? こんな単車じゃ上までいけないでしょ?」
「カルスト横断道路の入り口までは・・・」
「行っても、風景は見れるけど、牛はいない。 皆非難してるから・・・」
「あらま、そーなんですか。」もうどーでもえーです。

話によれば、ここも相当雪が積もるらしいが、
除雪はしてくれるそうなので安心しました。

明日はどうなるだろうか・・・。

走行距離 113km 累積 3672km 
ガソリン代 ¥442 累積 ¥8385 


17/12/13(火曜)

ガタガタガタ・・・・
ブルブルブル・・・・

さ、 寒すぎる・・・

マジマジ寒い。
顔面や手足足先が痛く、眠れない。

雪はやむことを知らない。
こりゃ進めるのだろうか。
凍えながらテントを這い出て、バイクを押す。

あ、進まないや。

テントに戻り朝飯にする。
うはっ!
ペットボトルがゴチゴチやね。

・・・ちょっと頭を殴る。
ゴチッ イタッ。

イヤーン!
ずいぶん積もったなぁ・・・・
車が一台、何とか通過して行った。

しかし残念ながら、原付ではパワー不足、
積もった新雪はつまって走れない。
車のわだちを走るのもままならない。

もうダメだ。
ほんともう、ここに捨てていくか・・・と再び思う。
捨て置いて、歩きで下ったらどんなに楽か。

悩んでいると、
ジャキジャキジャキジャキ・・・・

ブルだ!!!
救いの神だーー!!!


巨大なタイヤにチェーンを巻いたブルが、
除雪をしてくれているのだ。

助かった・・・・
相変わらずのヨチヨチツーリングではあるが、
手押しよりはかなりまし。

残念ながら、昨日の地芳峠へは、
おそらく行っても、昨日の二の舞になるだけだろう。
早速ブルに続いて出発だ。


途中、昨日の湧き水ポイントで水を汲む。


昨日の観音様も埋もれ気味。
後ろから、ジムニーワイドのパトカーカラーが現れた。
かっちょええじゃん!?

マッポ「な、なにしてるの?」

私「え? 水・・汲んでます・・・」

マッポ「いや、こんな中バイクでどうやって来たの?」

私「どうやってって・・・」

マッポ「走れないでしょ?」

私「うん、押してます。」

R197に出てもかなり吹雪いているから、
十分気をつけて と言われ、去って行った。

いやいや、助けろよ。

遭難してるようなもんだぜ。

R197に出て、かなりの寒さにまいっていた私は、
道の駅脇の温泉につかることにした。


駐車場まで入れないー。

歩いて見に行くと、休業日でもないのに休業していた。
近くの道の駅もどうやらやっていないようだ。
雪は強くなる一方だ。
道100選に選ばれているらしく、
「千枚田」なる田んぼもあるらしいが、全く判らない。

UP
大して走ってもいないのに疲れてしまい、
バス停を見つけ、休憩。

一服して体力回復を待っていると、
バス停に一人のジイサンがやってきて話し込む。


この目の前は、
かの坂本竜馬が通った道らしい。

どこのことか全くわからない・・・。

この辺りが、どうやら標高が高い地区で、雪もひどいらしい。
「津野、須崎へ抜ければ、雪は大したことないだろう」とのことだった。

よし、頑張って走るか!
ジイサンを信じて走る。

相次ぐ事故。
スリップで激突。
ダンプが路肩にはまり、避けようとした車が、
反対側にはまる。

他車が通ることが出来ず、大渋滞と化していても、
「ほいほい、ちょいとごめんなすって。」
原付はひょいひょい通っていける。


しかし、吹雪には勝てない原付。

顔面が痛い。
前が見えない。
何時何時、車に追突されやしないかとヒヤヒヤもんだった。


ジイサンの言っていたことは正しく、
須崎に抜ける頃には雪は嘘のようになくなった。


あの山の向こうは今でも激ヤバ状態。

ニタァ〜リ。
反対車線を走る車を目にし、
自然と顔が笑ってしまう。

地獄へ向かっているのだ。


自分の向かう先には、晴天が広がっている。
天国だ。
気分はルンルン。
須崎から、R56〜県道23〜47(横浪黒潮ライン)に抜けて、海岸沿いを走る。


途中、パーキングのような所があり行ってみる。

武市半平太
誰だっけか?
勝海舟や坂本竜馬絡みの人物か。

UP
駐車場すぐ横に、展望台付きのちょっとした公園。
本日の寝床とする。

走行距離 81km 累積 3753km 
ガソリン代 ¥0 累積 ¥8385 


17/12/14(水曜)

寒くて目が覚める。
あーったく、馬鹿寝袋。
4:40分。
そとに出るとやはり寒いが、
雪が無い分、昨日より全然マシ。

9:00発。
県道23〜14。
浦戸大橋を通過し高地市へ。

結構怖いぞ、浦戸大橋。
何でこんな高く作るのだろう?
低くすればその分、材料少なくて済むだろうに。

野市町に入り、地図を見ると、
面白そうなものが近くにあるので行ってみた。


桜づつみ公園。
この中にある・・・


世界一モンキーバー。
ギネスにも登録。


長さは100メートル。
早速挑戦!


ウホッホー。
ウッキー!


クゥ・・・・
これはなかなか・・・

グハァッ!

ギブ。

60メートルほどでダウン。

児童公園にあるような、物干しタイプでなく、
左右に突き出た形のなので、
左右に体がぶれてしまい、思うように行かなかった。

再チャレンジ・・・・・できませんでした。


経験地UP
お宝 即席マメを手に入れた。

近くにこの安芸の町のシンボル、野良時計があるというので行ってみる。


別にそんなたいしたことは無い。
100年間時を刻んでるとか・・・。
町並みは武家屋敷も残る雰囲気が良い。


R55を南下、
奈半利町の二十三士温泉に入る。
露天にすごく虫が浮いていたのが、
露天って感じを出していたなぁ。

温泉の前に公園があり、テントを張って、
モネの庭・マルモッタンという、
睡蓮等で有名なモネの庭を再現した公園が、
この時期タダだというので行く。


マルモッタン冬景色。

俺この写真気に入ってんだよね〜。
ひっくり返したときの映った空の雰囲気がGOOD。UP


絵と写真。


絵と写真。


花の庭のほうは、この時期手入れ中。
確かに、この時期有料にはできないね。

宿泊地。
完璧に公園。
ここんとこ寒くて、ホットウィスキー、熱燗が美味い。

走行距離 101km 累積 3854km 
ガソリン代 ¥304 累積 ¥8689 




日記5



日記
アウトドアキャンプツーリング
TOP
inserted by FC2 system