メリケンフィッシュヘッドカレー





日本のナマズと違って胴回りが太いので、
さすがにこのサイズは捌き応えがある。

臭みもね。



肉厚でプリンプリンの身だ。



でも・・・





今回の主役は身ではなく・・・・















魚体の中でも特に臭そうなこのビッグヘッド様だー!!



唇も分厚いし、皮もプルプルだし、
肉もまだまだいっぱいついているっぽい。




もったいないよな。





魚の頭がもったいないときの料理といえば・・・・








シンガポールフィッシュヘッドカレー




スパイス使って臭みもなんとかなるかもしれねえぞ。





ではまずヘッドの下ごしらえ。



腹側の頭と胴体の付け根を切り落とす。



こうすることでエラを簡単に切り取ることができる。



ここで一度軽く湯に通し、次に流水で洗いながら残ったぬめりや汚れをきれいにする。



水気をふき取る。 皮がはちきれてしまったが問題なし。



髭がクルクル丸まって、
「〜アルよ」って語尾につけそうな中国じんっぽい。







タイ米を炊いておく。

Amazonで買えるよん。



(ショボイ炊飯器・・・・)



俺用臨時炊飯器。

一年前に買って使うの今日が始めてっス!






カレーを作る。


用意するもの。



フィッシュヘッド用に調合されたパウダーが売っていて、
パウダーのほかに必要なものも書いてありますので用意します。



・クミンシード   4g (甘い芳香で魚介類向きのスパイス)S&Bによれば。
・フェンネルシード 4g (エスニックな香りのスパイス)
・フェネグリーク  2g (カレーの口当たりをよくするマイルドな香りのスパイス)
・タマリンドペースト 80g  (酸味のあるエスニック風ソース調味料)
・ココナッツミルク 200ml(一部のサーファーの車の香り) ← ?
・他ニンニク、タマネギ、トマト、オクラ(お好み)



作り方にしたがって作ります。




鍋に油でクミン、フェンネル、フェネグリークを炒める。



油に香りがついたら、ニンニクを炒め、
タマネギ半分をみじん切りで炒める。



オクラ、残りのタマネギ乱切りを軽く炒める。



カレパウダー75gを500mlの水で溶いたものを加える。



タマリンドペーストを少量の水で溶きながらお好み加えて酸味を調整。



ココナッツミルク200mlを加えてから、
最後に塩で味を調えて再度沸騰。



メリケンヘッドとトマトを加えて煮込もうとしたらここでイレギュラー。

頭がでかすぎてルーが足りず煮込めない。


水を足し、カレーパウダーも足し、タマリンドも足し、
ココナッツも足し、すべてテキトーに味付けとなる。



ヘッドに火が通り、タイ米が炊けたら完成。






ウヒョー!

見た目はスンゲーゴージャス。





感想





おお! 食える!!

かなり臭みが抑えられてるかも。

うんうん。 なんとか食える食える。




(なんとか  って・・・・?)




うん・・・。

カレーという魔法の調理法でも完璧に臭みの封じ込めができていない。

でも後もう一押しって感じ。





と思ったら、タイ米と食うことでさらに打ち消されてだいぶ調和されるぞ!

カレー調理時の多くのスパイスのエスニックな香りと、
ココナッツの甘ったるい香りが手を組んで
臭み君を部屋に閉じ込めようと努力するも、
臭み君も抵抗してドアを閉めることができなかったけれど、
タイ米君が後押ししてドアは完全に閉じられた。

本格的にタイ米をチョイスしといたのは正解だったな。

口の中で噛んでるとアメリカナマズの魚肉本来の味がじっくり味わえる。




あ、でもね・・・・

ちょっと漏れてきてるよ。



ウザい奴を監禁し終えて、
皆が祝杯を挙げてる隣の部屋のドアの隙間から・・・


臭み君の体臭が。



でもまぁおいしく食えるよ。




タイ米で腹がいっぱいになるまでは。




米と一緒に食っててある程度腹が膨れてきて、
魚だけチュパチュパ食うと臭みに敏感になってしまって、
あーもう食いたくねえ!  ってなる。

ゼラチン質の皮がブルブルでうまいし、
肉もシットリ甘いのに何とかならねえかなー・・・

ほんと体に染み込んでやがるんだな 臭みが。
デカイってことはそれだけ長生きしてるんだろうからなおさらか。




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