ブラックバスパイ(魔女の宅急便風)




私の自慢の料理、
ニシンとカボチャの包み焼き
ブラックバスとカボチャの包み焼き(はあと)




で、作り方を調べると魔女宅風にチャレンジしてる人達が結構いるので、
それらを参考にさせてもらうことにした。




と言うわけでバスを捕ってきました。2匹。

釣ってねえよ。

めんどくせえから網で捕獲してエラ切ってぶっ殺し済み。





まずはパイに入るまでの下準備。


ブラックバスを下処理する。


三枚におろして腹骨を取って皮をひき、
背と腹に分けて、血合い骨を切り出す。


熱したフライパンに油を敷いて、
塩コショウで下味をつけたバスに軽く火を通しておく。


ペーパーで油きり。



カボチャのマッシュを作る。


種を取って軽く皮を削いで薄切りにしたカボチャをレンジにかける。


こういう作業は楽しい・・・
5分ほど加熱して柔らかくなったら、
マッシュ器で潰してカボチャマッシュ完成。



ホワイトソースを作る。


鍋に弱火でバター30gを溶かし、
小麦粉(薄力粉)同じく30gを加えて滑らかになるまでよく混ぜる。
こがさないようにね。


次に牛乳2カップを少しづつ加えながら混ぜていく。
いきなり全部入れるとダマになる。


クリームっぽくなったら塩で味を付けてホワイトソース完成。




いよいよパイ作りに入る。


材料

 ・冷凍パイ生地
 ・カボチャマッシュ
 ・ブラックバス
 ・ホワイトソース
 ・とろけるチーズ
 ・瓶詰オリーブ
 ・卵




あらかじめ解凍させておいたパイ生地を、
まな板にべとつき防止の小麦粉を散らして、
麺棒を使用して伸ばしていき器に敷く。

器より少し大きめにしておくといいかも。



カボチャのマッシュ、ブラックバスの切り身



さらにその上にホワイトソース、チーズの順に敷き詰める。



パイ生地の余分な部分を包み込んで、さらに蓋をして上にデコレーションする。


やはり今回はバスなので・・・・





こんな感じですかね?

ブラックバス・・・・・・っぽい?



卵から卵黄を取り出して生地の表面にハケで塗り、
最後にオリーブをトッピングする。



完成ー!


じゃねえよバカ!

焼かなきゃ駄目でしょ。









コンコンコン。



ん? 誰か着たぞ!!




少女 「お届けもののご依頼をお受けした・・・宮崎危機と申します。」 (浦鉄最高!)



そうだ! このパイが焼けたらあの女に届ける約束をしたのだ!



俺奥様 「あらあら大変。 困ったわね もう約束の時間になってしまったの?

     それがねぇ・・届けてもらうはずのお料理がまだ焼けてないのよ。

     ちっともオーブンの温度が上がらないの。

     駄目ね、機械も人も歳をとると。」


(俺んちにはもともとオーブンがねーよ)



はてさて、どーしたものか・・・





危機 「そのオーブンは使えないのですか???

    薪のオーブンなら私お手伝いできます。」



俺奥様 「そのオーブンって  これ  のこと???

     これはオーブンじゃなくてカマドって言うんだよバカ。

     しかもこんな狭い入り口にはグラタンの器がハインネーヨ ハゲ。」



危機 「いーえ奥様、こちらのカマドです!!」



俺奥様 「おま・・これ・・・、カマドっていうか五右衛門風呂の薪を燃やすとこだぜ!?」


バーサ 「名案ですよ奥様! 私は電気が嫌いだけど、薪なら外にあるし。」


俺奥様 「そうねぇ・・・・・・・・・じゃぁ、ちょっとやってみるか!!!」




薪オーブンモドキに薪をくべて燃やしていく。


段取りがいいぜ。お母様のお仕込みが良かったのかもしれない。





俺奥様 「なーんかワクワクするわね!」

(風呂も沸くしな。。。)




ある程度薪が燃えて、炭のようになって置き火チックになったら頃合だろうか?




中にグラタンの器を突っ込んで蓋を閉じる。



危機 「40分くらいでしょうか?」

俺奥様 「ふーん  あそうなの。」



危機 「他に何かお手伝いすることありませんか?」

俺奥様 「そぉ? じゃあ草刈りと薪割りと鳥小屋掃除と納屋掃除とネズミ退治と生ごみ用の穴掘りお願いしようかしら。」





たまにひっくり返して反対側も良く焼く。

ちょっと薪が足りなそうなので追加。


中身がグツグツグツグツと音を立てている・・・




しばらくして・・・・・







俺奥様 「6時からパーティー?  大変! あの時計止まってるのよ。
     ネジ巻くのめんどくさくて。」




危機 「えーー!! ど、どうしよう!!」


俺奥様 「もうあきらめなさい。約束なんて破るためのものだし、
     あなた頼んだ仕事まだ終わってないでしょ?
     あれは約束じゃなくて命令よ。」


危機 「・・・・」







そろそろ焼ける頃だ。

急いでオーブンへ。  (どこそれ? ああ、もどきね。)


俺奥様 「良く焼けてるわ。焼けすぎてるくらいね。
     さぁ! 冷めないうちにとっとと届けてらっしゃい!」



ザァー



ピーンポーン。




ガチャリ・・


あの女 「何かごよう?」


危機 「お届けものです!」


あの女 「まぁ・・・・コゲコゲじゃない?」


危機 「薪を追加しすぎたものですから・・・・でも中のほうはたぶん大丈夫です!」


誰か 「なぁああにぃぃい???」


あの女 「あのウンコ管理人から、またブラックバスのパイが届いたのー。」


危機 「あの・・・受取にサインをお願いします。」


あの女 「私このパイ嫌いなのよね・・・・  持って帰って!」


バタン!!!





ショックモード危機「・・・・・・」



奥様は魔女のサマンサなら、ここで鼻ピクで仕返しをするんだろうけれど、
飛ぶしか能がない危機は、ブルーという人生の道をしばらく辿らなければならない。





というわけで、俺のところに戻ってきたパイ。

ちょっとコゲてしまった・・・が、
それらしく出来たんじゃないでしょうか。

映画のも時間より早く出しただろうに結構焦げてるし。。。




切り分けていただこう。




うひっ!

アツアツでチーズとホワイトソースがトロ〜っとして、
俺様こういうの大好きー!





感想


おお!!  うめえ!!



ホワイトソース&チーズがマタ〜〜リ・・・



カボチャがアツアツでホクホクで・・・・




そしてブラックバスが・・・・。


ブラックバスが・・・・



ブラックバスが・・・なくてもうまいんだろうけど、
ほんの〜り魚肉の香りと歯ごたえがアクセントになっている。


魚なら何でも合うんだろうな。


まずもってこれがブラックバスの料理とわかるやつはいないだろう。

パーティで通用するぜ! ケケケケ。



しかし・・・・いっぱい食うとノドに詰まりそうだな! これは!



ウハァー ノド渇くわー これ!!


カボチャに牛乳でも加えてあげとくと良かったかもね。


とりあえずワインなんか開けちゃって流し込んどきますか?




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