バス燻 (調理)



今回のブラックバスの燻製作りの組み合わせは、


 塩漬けはソミュール法
 燻煙方法は温燻
 チップはサクラ


でいこうと思います。


手っ取り早い熱燻にしたいんですけど、
バスがデカい(43cm)ので、鍋による熱燻は無理。
しかもこの燻製小屋では、熱燻の温度まで上げるのがキツイのよね。




ブラックバスの下処理


ブラックバスの下処理は、鱗を落として内臓を取り出し腹の中を良く洗う。



腹部奥に見える血合いにも包丁を入れて、きれいに洗っておこう。
えらも取り除く。
えらは、包丁よりもハサミやニッパーを使用すると良い。



さらに塩とタワシを使用してこすりながらヌメリを丹念に取り去っておく。



表面に爪楊枝で数カ所ブスブス穴を開けておく。


そんなもんでいいんじゃないですか?


クソフザケた法律により、活かして持ち帰ってきれいな水で飼っておくことができません。
バスを丸々使用しますので、
釣った場所によってはこの下処理に気合を入れないと、後でどうなるか判りません。

まったくふざけんなよなぁ カス役人共がぁ!!

「食べるためなら活かして持ち帰っても良い。
 ただし、食べるためと偽装してリリースしたら罰金一億円とする。」

とでもすりゃぁいいんだよ。

仮にリリース目的のバカ野郎が捕まったときに、
喰うためだと言い訳しても、そんなもんは身の周りを調べりゃすぐに判断できるんだから。

バサーだったら問答無用で有罪一億円。


俺は・・・・・・ギルバスキラーだから。 無罪。


はい! 話がそれました。




ソミュール液を作る



用意するもの。
 ・水1リットルに対して・・・・
 ・塩100g
 ・砂糖大さじ1
 ・黒コショウ大さじ1(細かく砕く)
 ・ローリエの葉(数枚)
 ・ワイン半カップ



水を沸騰させたら、その他材料をぶち込んで再び沸騰させ、
弱火で5分ほど煮込んでから冷まします。



塩漬け

タッパーやビニール袋を用意したら、
ブラックバスを入れてソミュール液を流し込み、冷蔵庫に入れて20時間ほど漬けこむ。
タッパーとかよりビニールのほうがソミュール液が少なくてすむ。



この真空パックの機械が活躍するぜ・・・・。

獲れすぎたイノシシをパックするために買ったのに、
まだ一匹しか獲れなくてたいして活躍していないのよね 君は。



お・や・す・み。



塩抜き


塩漬け後に取り出したブラックバスを溜めた水の中に沈めて、
魚に直接流水があたらないように流しながら2時間ほど塩抜きをする。



乾燥


塩抜きの終わったブラックバスは水気をふき取って、
タコ糸等でくくって風通しの良く、直射日光の当たらない場所に吊るして、
10時間乾燥させる。



腹には割り箸などを入れて風通しをよくしておく。



燻煙


乾燥が終わったら燻煙に入る。


炭をおこしてチップを入れた鍋をのせる。


来た来た来たぜー!!

むむ・・・・・


ムスカ「目が・・・・目がぁぁぁああっっ!!」




60℃前後の温燻の温度に保って8時間ほど燻煙する。

塩漬けも十分にしてるので大丈夫とは思うのだが・・・・
寄生虫の危険もあるので少し長めに・・・・ね。

チップがコゲコゲになっていたり、
煙の出が弱まっているようであればチップを足す。


何か気分はスモークサモーンチック?


(全っ然違えーよ!  ボケ!)



いよいよ完成


バスを取り出そう。


出来はどうかなぁ〜???




う〜む・・・・なんかすげー食欲の沸く香りがすんぞ!!!




クンクンクン・・・ムハァ〜・・・ って感じ。






ブラックバスの燻製 完成だ!!




素晴らしい出来だ。

しかもブラックバスのくせに備前焼のまな板皿に乗せてもらった奴なんて、
たぶんお前だけだから感謝しろよ。





なんだか剥製みたいでもったいないけど・・・切り分けて食べよう。

皮は残して、身だけを切り取るようにする。





感想


うお!!!  こ、これは・・・・



見事な燻製ですよ。



熱燻ではないので、身がしっとりしていてホカホカで・・・

桜のチップの香りがムハァ〜ンってして・・・・

塩加減もちょうどいい塩梅で・・・・

そしてブラックバスの・・・・・





味無き味がする。



(わかんねえ表現だなおい・・・)



見事にチップの香りを吸収していて、
なんつうか・・・・
チップの香りを知るための吸収素材としていいかもしれないね。

燻製作りの練習台とか・・・・




(なんじゃそりゃ?)




いや・・・・すごくうまいし、
サンドイッチに挟む具材としてもすごく良さそうだし、
料理屋でも通用するレベルだと思うけど・・・・






ここまで時間かけて作りたくない。



手軽にできる熱燻ならまぁ・・・・・・気が向けば・・・・・って感じ。


でも熱燻では、この身のしっとりさは実現できないだろうなぁ・・・。



ところでこれ、 お茶漬けにしてもうまいかもですよ。


皮はスゲーいい香りがプンプンだけど、
プラスチックレベル。 カタカタで 歯 ガタガタ。




メニューの部屋
TOP
inserted by FC2 system