狸の角煮風




残る狸の王道料理は「煮る」である。




タヌキ肉は胴体と前足。

圧力鍋を使用して角煮風にやってみましょう。

なんか付け合わせが欲しいね・・・



お、これでいいか。



主な材料:
ショウガ、ネギ、ニンニク、八角、タケノコ。



まず胴体肉はロールにして、
鍋に入れてひたひたに水を入れる。



そして火にかけ一煮立ちさせると、
アクが出ますので一度茹でこぼします。



ザブゥーーーー・・・



湯気がムワァァアア〜〜〜〜



ぐはぅ!  や、やられたー!



実況:
(おーっと! 強烈なタヌキ臭による顔面スチーム攻撃!
 管理人も予想外の攻撃に思わず顔を歪めたぁー!)





くっせー!


や、やばい い、意識が遠のく・・・・。




実況:
(管理人 グラついた! ダ、ダウンかー!?)




カーン!




実況:
(おーっとっ! ここで1ラウンド終了。
 管理人なんとか持ちこたえ、今、支えられてコーナーへ。朦朧としています。
 解説の裏俺さん、今のタヌキの攻撃 凄まじいものでしたね。)


裏俺:
(たしかにそうですね・・・
 しかし私には、管理人自ら攻撃を浴びに行ったようにも見えましたね。
 おそらく相手の攻撃の力量を見てみたかったというか・・・
 ピトーの円にわざと触れたカイトのようなものでしょう。)
 

実況:
(なるほど。マルチハンターの性というものですか。
 どんな匂いか知りたくなるのは食べる者の本能だと。
 おっと どうやら管理人、意識が戻ったようです。)




〜第二ラウンド〜


さらに肉を流水でよく洗います。



そして再び鍋に肉を入れ、
タップリのショウガスライス、ニンニク、ネギを投入し、
かぶるくらいの水を加えて蓋をして圧をかけて下茹でに入ります。

このショウガ、ニンニク、ネギの分量は、実際にタヌキ焼肉やタヌキ汁を食べて、
このくらいなら臭みが何とかなるかも? というの自分の感覚に従いましょう。

俺の場合は こんにゃろ〜 これでもか! これでもか! というくらい入れました。

そして沸騰したら弱火にして20分加圧。



どれどれ。

うーむ・・・・

ショウガの甘ったるぅ〜い香りがプ〜ンとして、
その奥の奥に何だろうなぁ〜この臭いは? ってくらいに、
微かにタヌキ臭が隠れているような気がしないでもないが・・・・


このまま第三ラウンドへ突入!



第二ラウンドの煮汁と野菜は捨てて新たに、

水  1と1/2カップ
醤油 1カップ
みりん 1/2カップ
酒  1/2カップ
砂糖 おおさじ1
タケノコ

を加えて蓋をして煮込みに入ります。




沸騰したら弱火にして20分加圧してできあがり。



肉を取り出して胴体ロールは紐をはずし、
切り分けて盛り付けましょう。



脂身はスゲートロトロになってて触るだけで崩れる。

ここまで来るともう立ち上る香りにタヌキ臭はほとんど感じられない。




ネギを散らしてタヌキの煮込み完成。




感想



これうまそう・・・・。

ショウガのあまぁーい香りが先にたち食欲をそそります。

口に運ぶのになんのためらいもありません。


どれ もぐもぐ・・・


おお フニュフニュの脂が口の中で溶けていく。

もともとコクの強い脂であるが、
調味料の甘さも加わって文句なしの味になっている。

胴体の肉の旨みはそれほど感じられないが、
モツのこてっちゃんみたいな歯応えが小気味良い。

しかし食べているうちにだんだんと、
タヌキの臭み君が顔を出してくる。


しかし、それは堂々顔を出しているものではなく、
申し訳程度に顔を覗かせているぐらいで、
俺なら余裕で受け流せるレベルにまで抑えることに成功。



足のほうは肉の旨みが強い!

ジューシィーな鶏肉のようで、
飯のおかずとして十二分に通用してくれるが、
はたして万人が受け入れ可能であるかどうか・・・



つまり、ここ数日タヌキを食べ続けていることによる
慣れがないとも言い切れない自分が恐ろしい。





口臭がクサいDEATH!


朝起きたときになぜかふとんの中でタヌキ臭を感じたり。

密閉空間ではその根源は己自身、
胃と繋がる口から漂い出てると判断せざるを得ません。



それはさておき狸汁にするのも茹でこぼしてからやるといいかもしれないね。


・・・・


あ、俺途中で八角入れるの忘れてたよ。




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