焼き狸



まずいまずいと言われるタヌキ肉。


その真価を知るにはやはりシンプルに焼肉しかないだろう。





たぬたぬモモ。



モモから肉を取り出しスライスに。




さてと・・・・




ぽんぽこ焼肉パーティーしようぜ!



♪ しょ しょ しょじょじ
  皆出てこいこいこい!  ♪





(ばかやろーが てめーひとりで食ってろ!)




え ? 俺一人 ?




シンプルに塩のみパラリとしてありますが、
念のためエバラニンニクダレと、うがい消毒のために日本酒です。



感想



ジュウゥゥゥー・・・




ん?



んん???



な、なんか匂ってきたぜ!!!




熱を通すことで生肉ではあまり感じられなかった、
捕獲、解体中にほんわか感じた獣臭が強みを増してくる。

コレはそう言えばアライグマの臭みに通ずるというか・・・・


犬臭い!


そう・・・まさに韓国で食った犬肉を連想させる臭いであるが、
犬以上に犬臭い
と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!!! by王






うううぅぅぅ〜・・・・


い、い、い・・・いただきます・・・・。



もぐもぐ・・・



むほぉーー!




くっっっさぁー!!



オエオエオエオ・・・



しかし・・・・    あれ?



頑張って咀嚼してるうちに・・・


だんだんとアナグマを思い出す脂身の甘みがぶぁ〜っと広がってきて、
ブタ肉?と思ってしまうような肉汁の旨みを感じるようになってくる。




味は良いじゃないの!?



血抜きがいいのかまったく血なまぐさい風味はなく、
肉自体は歯応えを持った特濃の甘みと旨みを有する極上品。


しかしどうもこの獣風味がいけない。

「次」に続かない。


ふと無意識の内に管理人は鼻を塞いだ

鼻を塞いだのに明確な理由があったわけではない。

過去に試したことすらなかったにも拘わらず、
管理人はコレこそがタヌキ料理に対しての奥義であると確信する。

管理人は追い込まれるほど力が漲ってくるのを、
この状況で楽しんでいた。

逆境を糧に管理人は翔んだのだ。

鼻をつまむことで、邪魔になる風味を確実に除外し、
肉の味のみを味わうことが可能。

だがその直後、管理人は悟る。

これは反則。

自らの手で撲殺したタヌキへの敬意を失う行為。

コレを続けてはそもそもの大儀を失い人ですらなくなる。

ならばスタミナニンニクダレで・・・・。



おお!


鼻はふさがずとも口に入れるまでの抵抗はやや薄れて、
口の中でニンニクの香りが充満してタヌキ肉の旨みを味わえ、
しばらく続けてバクバク喰える。

しかし・・・

あ〜・・・
食べるのをやめて新鮮な空気を体内に取り込むことで風味が回復、
口内の残り香が明らかに異様であることに気付かされてしまう。

日本酒を飲んでもまったく回復しない。



うはぁー


ゲップがくっせーーーー!!!!!



一休みすると箸が進まなくなるから要注意。

 &

ブレスケア必須。

たまねぎがすげーありがたい。


タヌキ肉・・・臭いけど味自体はかなりいいと思うんだが・・・。





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