イノタンシチュー



猪の舌のシチューです。




イノシシベロ。

おお・・・

枠組みしただけで高級食材チックに・・・・見えない・・・ね。




まず、イノシシも人間同様、
ベロに舌苔(ぜったい)と呼ばれるような喰いカスみたいなものがこびりついているようなので、
タワシでゴシゴシ念入りに洗う




牛タンの場合は舌に皮がついていて調理前にこれを剥ぐわけであるが、
イノシシの場合も薄皮みたいなものがついているので剥ぐことにする。


が・・・・



そのまま包丁で剥ごうと試みるが、やわらかくて皮も薄くてうまくいかない。


牛タンの場合は茹でてから剥くのと、
生のまま剥いていくのとあるけど、皮が厚いからな・・・



・・・・

いい事考えた!




半冷凍してみようぜ!!




しばらくしてから取り出すと、
表面がカチカチとして切りやすくなった。



しかし、手際が悪いので、
最後のほうには元の状態に近くなってしまいかなりてこずった。





圧力鍋登場


タン料理というのは茹でるだけで数時間かかるといわれているので、
家庭で作るのは大変と思われているらしいですが、
圧力鍋を使用すればかなり時間短縮できます。

 と、手持ちの本にも書いてあります。




せっかくだから猪スーパースープを使おう。




タマネギ、セロリなどの香りのある野菜、
その他香りつけスパイスを袋に入れてスープに投入。



猪タンを入れて茹でていく。

牛タン一本(1kg)の場合、
オモリが揺れるまで圧をかけてから、弱火で30分くらいとのことなので、
今回はオモリが揺れてから弱火で15分くらい茹でて火を止める。



アチチチチ
圧が抜けるのを待ちシシタンを取り出す。

剥ききれなかった薄皮があったが、
茹でられた状態だとすんなりと剥けた。

今度からは素直に茹でよう。



茹で汁をブイヨンとして使用するので濾しておき、タンを切り分けておく。

濾したスープがメチャクチャうまい・・・・




鍋でニンニク、タマネギ、ニンジンを炒める。



炒め終わったら上にシシタンを置いて、濾した茹で汁を加える。



ドミグラスソース、トマトピューレを加えますが・・・・・・
ないのでブルドックソースとトマトケチャップで勘弁してもらおうか。

さらに赤ワインをドボドボ。



蓋をしてオモリが回るまで圧をかけたら、
さらに弱火で1分ほど圧をかけ続けて火を止めて、圧が抜けるのを待つ。



うわぁ〜お!

なんかちょーう良い香り。



さらに落し蓋をして、汁がトロトロになるまで煮込んだら、
塩コショウで味をつけて盛り付ける。





出来上がり〜!!!


と思っていたら、


「うーん・・・お皿がよくない!」 と母。


「なにおー! じゃあ余ってるのでやってみろ!!」





むむ! ま・・・負けた・・・・。

並べると俺の盛り付けはクドくて野暮ったい感じだな・・・

完璧にセンス負けしたぜ。。。。



俺「あー まー なかなかそっちもいいんじゃない?
  そんなことより早く食べようぜ!」




感想





むほ!!!!






うんまぁぁああい!!!






キメが細かくてやわらかく、味はいわゆる牛タンと変わらない感じ。

タンの根元の脂ののったところがトロトロでうまうま。



そしてタレが・・・・・・


これ、カレーみたいに飯にかけたらたまんねえんじゃねえの!?

イノタンシチューイノタン抜きで同じように作る価値があるかもしれん。



なんかいいね。

なんかよくわかんねえけど 強いよ。 この料理は。

ここみたいなアホページじゃなくて、なんかどっかのメニューで出てきたら、
房州産イノシシのなんたら風味ほにゃららシチュー旬のうんとか添えみたいに、
名前を意味なく長くしても耐えられるかもしれない。





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