キンクロースト




キンクロハジロのローストです。


キンクロハジロは海鴨と呼ばれる潜水型の鴨の一種で、
マガモやカルガモとは食べ物も異なり、その肉はあまりうまくないと言われているそうな・・・

どっちかといえば「まずい」部類になるとか・・・


でも網に掛かって死なせてしまったいじょう、
食ってあげなければなりません。


でも・・・・まずいものは食べたくありません。


なので、できるだけ手を加えて料理をして、
キンクロのマズ味をなくしてみようと思います。

ハングリーハンターさんの調理法を参考にさせてもらうと、
ミカンのソースを利用してなんとか食べれるようになっているみたいです。


よし決めた!

キンクロをじっくりローストしてクセ、まず味成分を排出、
代わりにミカンとリンゴのうま味成分を吸収させる作戦だ!




解凍されるキンクロ肉。



解凍が終わったら肉を牛乳に漬けて、
牛乳効果で第一段階クセ取り。

6時間ぐらい漬けておきましょうか。



牛乳漬けが終わったらキッチンペーパーで水分をふき取り、
爪楊枝でところどころブサブサと穴を開ける。



塩、コショウを摺り込んでやる。
コショウを多めにして第2段階クセ殺し。

このまま1時間ほどおいて塩を浸透させる。



塩漬けが終わったら、ミカンとリンゴを細かく切って、
キンクロのケツから突っ込んでいく。

たっぷりギュウギュウ詰めに。



ダッチオーブン登場!



5cmくらいの厚さで輪切りにした大根を、
油を塗ったダッチオーブンに敷き詰める。



この上にキンクロ肉を置いて、
さらにキンクロの上にミカンやリンゴを楊枝で刺す。


(すげー華やかだな)


キンクロが不安定ならば、
すき間を大根でふさぐと良いかも。


この調理法で第3段階クセ取りが完了する・・・・・・・・・・・・・はず。


まだ良く理解できない愚か者のために、
親身で親切丁寧で礼儀正しい俺様は図を用意してやった。





じっくりローストされて出てくるキンクロクセ成分を大根が吸収、
代わりにミカン、リンゴのうま味が入り込む・・・と思う。

この調理法のミソは、出てきたクセ成分を大根が吸収する(しないでも土台となる)ことで、
キンクロ肉がクセ成分に浸らないということです。




さてと・・・

丁度いい具合にストーブを焚いているな。

これを利用させてもらおうか。



中の薪が置き火チックになったら平らにならしてあげて、
ダッチオーブンをそこに突っ込む!



さらにまんべんなく熱が加わるように、
ダッチオーブンの蓋の上にも薪をくべる

そして何事もなかったかのように、
ストーブの蓋を元に戻す。



だが中ではキンクロースト真っ最中。


30分くらいでいいだろうか・・・・



オーブンを取り出す。


焼きリンゴの香りがぷ〜んとするぜ!


出来はどうだ!!??




あら? ちょーっと焦げてしまったかな?


りんごが真っ黒に炭化しちまってる・・・

ミカンが見当たらない・・・・




あ、でも大丈夫そうだな。

大根もカスカス寸前だけど、焦げの臭いもきつくないし肉は大丈夫そうだ。




胸肉、手羽、モモに切り分けていただこう。





うまそうじゃん!!!





感想

ビクビクビク・・・


パクリ!


モグモグモグ・・・




ん!?





全然普通にうまいよ!




なにこれ?

普通に鴨じゃん。

フルーツパワーかな・・・・。


確かになんか食べ終わった後にクセみたいなものが感じられるが・・・・



よくわからん。





っていうか・・・・・・・






この中身のリンゴとミカンがうまい。

なぜか大根もうまいぞ。



海鴨成分はどこへ行ったのだろうか?



大根も焦がさないようにして、
リンゴとミカンももう少し細かくして、
一緒に盛り付けて食っちまってもいけるぜ? たぶん。





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