野ネズミの塩茹で





鼠。



さまざまな理由から鳥獣保護法適用外()で、
誰がいつどこで捕って殺しても、基本的には誰からも文句は言われない、
(殺し方によっては愛護法に触れるかもしれないけど。)
一哺乳類でありながらゴキブリ並の扱いを受けるとてもかわいそうな存在です。

注 : 家ネズミ(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ)の3種類



さまざまな理由なんて人の勝手で・・・




なぁ? もう少し生物として尊重してほしいよなぁ?

普通に暮らしてるだけだもんなぁ?

じゃあ俺はせめて、俺を頂点とする弱肉強食のサイクルに加えてあげて、
食材として見る努力をしてあげよおじゃあないか。








今回は家ネズミではなく、
家の横の田んぼに仕掛けて捕獲した野ネズミですけどね。

まぁ専門家じゃないので詳しくわかりませんが、
捕った場所の違いだけで、家で捕まるのと同じ種類だと思います。
クマネズミ?

埃まみれの家の屋根裏や壁の中にいるやつより、
健康で病原菌も少ないような気がしないでもない。



さてと・・・・

そうは言っても何気にネズミは苦手で、
こんなやつはポイ捨てのゴミと思っていた管理人。

しかしマルチハンターとしていつまでもキモがっていてはいけませんし、
まずはいつもどおり、イメトレでマインドコントロールから入りたいところでありますが・・・












な、なに!!!

さ、サトル君でさえも食べないのか!?




けど・・・







ほ、ほう・・・

な、なるほど。





そして・・・





ベトナムでは結構メジャーらしい。  たたき殺してる・・・。




そういや豪華珍品料理にも度々登場してたっけ?



ふう。。。

国内でのちゃんとした文献や参考サイトが無い、
ハクビシンやアライグマ以来の久々の冒険だな・・・。



よし!


じゃあ調理しよっか?



まずはネズミを殺そう。



しかしここで注意です。








十日後・・・・・・・





手づかみして咬まれて鼠咬症、
サトル君の二の舞になってはたまりません。





厚手の皮手袋をしてつかみましょう。

窮鼠 普通に人を咬みます。



そして鳴きます。


キー キー チチッ チチチチッ






聞こえないふりをして、
そして日ごろの恨みを込めて、地面に叩きつけます。

せい!


バシッ ストラァーイク!!





家に侵入して悪さをしたわけでもなく、
田んぼでのびのび生活していたこいつからすれば、
「聞いてねえよ!八つ当たりだぞ!」 って話だけどな。


俺からすれば 「知るかばーか」 ってことで。




毛抜き下処理と殺菌も兼ねて熱湯にさっとつける。

これでお台所に持ち込んでもとりあえず一安心。




毛をむしって内臓を取り出しよく洗います。
皮は薄くって破けやすいので慎重に。
バーナーで焼いたほうがよかったのかな?




ちゃんと肉らしくなったじゃない?

尻尾や顔を見なけりゃウサギみてーなもんだ。




塩を加えた湯でボイルする。

そしてまんまだとちょっとまだマインド的にアレなので・・・

頭や手足尻尾を切り落とし、肉を削いで、
ネズミらしさをなくして綺麗に盛り付ける。




野鼠の塩茹で 完成です。




感想



ふーむ・・・・・




ぱくっ。










ええええっっ!!!???








































なんつーうまさだ・・・。


クセがないどころか、すばらしい旨みと香りじゃないか!

野鳥からレバーのようなクセを取り除いて、
旨みだけを残し、もっと味を濃くしたような・・・。

肉質は小さなウサギみたいな感じで、
ほんと味は濃いのに変なクセが全く無くて食べやすい。


これはすばらしい肉だ。

俺の肉好みランキングベスト3に入れてもいい。


狩猟免許もいらない、鳥獣法も気にならない、
都会にもいるしお手頃ジビエ入門として大変おすすめだ。

俺に子供がいたら、訓練でまずネズミを食わすわ。



ただ気になるとすれば・・・・




まあ保有している病原菌についても、
基本的に熱を通せば問題ない・・・・でしょうし?

捕獲のしやすさ、そして最悪の場合、
一番残っている可能性が高い哺乳類ってネズミだと思うしね。

大切な食料を荒らす害獣として駆除するネズミ、
これを食べてしまうことができる精神力を身につければ、
人類最後の勝ち組に残れるに違いない。

一人でネズミも食べ放題だ!








P.S.
サーズみたいな新しい病気を日本で蔓延させたらごめんね。





(ごめんで済むか!! このタコ!!)





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