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牛の場合、焼肉屋に行くと、
胃袋の刺身っていって湯がいただけでタレつけて提供してるじゃん？

ハチノスとかセンマイとかいってさ。


同じ反芻動物とされる鹿の胃袋も、
実は牛のように第一の胃、第二の胃みたく分かれているようだし、
キョンはその親戚なんだから同じようにして食べてみてもいいんじゃないの？

って思ったんだよね。





まぁこうして見ると胃袋は一つしかないように思え、
どこがどれになるのかさっぱり分からないので、
もうめんどくさいからから胃袋全部食べてみようかな。






まずは胃袋を分離して包丁で裂け目を入れて中身を出す。



う〜ん・・・・・。








むっはぁ〜〜。。。。。




すっぱいようななんというか・・・

腐った藁みてえな・・・・




つまりは　キョンのゲロ 　の香りですね。



ランボーはヤギのゲロを食うんだから、
これに近いものを食っちゃうってことですね〜。　うっほすっげー。





（ミッション開始だよ。　お前ランボー好きなんだから食うしかないぜ。）






たった今嫌いになりました。


ミッションオーバー！






（じゃあその先の小腸の中身食えよ。　ウサギのは食ったじゃんお前？）




おいこら。ウサギと一緒にするなよ。

つーかそういうやつ多すぎ。

「管理人さん次はイノシシの食ってください」って・・・アホかい！





（イノシシはともかく、ウサギもキョンも草食じゃねえか。）




いや、だからウサギは食糞と言ってだな、
まだ栄養が残ってる自分の糞を食べているわけでだな・・・

だから俺もなるほどと食う気になったんだぜ。

キョンは自分のウンコ食ってますか？





（そうか・・・・
　そういや犬も食糞ってするらしいぜ。
　ってことでお前、犬のなら食うのね？）





いや〜・・・あれは食いたくて食ってんじゃないと思うぜ。

たぶん仕方なくで・・・・

餌やってないとかいろいろ理由があるんじゃないの・・・？





（一部の人間が好んでウンコ食ってるらしいぜ？）







馬鹿野郎！
そいつらは脳みそが病気なんだよ！


あー　気持ち悪くなってきた。

わかりました俺の負けです。

他の草食動物の小腸の中身ね・・・・

じゃあランボーみたいに警察に追い詰められて山中生活することが決定したら食ってみるよ。

まずはそうならないように俺はルールをちゃんと守るけどな。








さて、中身を出して軽くゆすいだ胃袋ですが、
内部は薄茶色でなんか食欲のわかない、
リゾット・ネエロのメタリカみたいなウニウニがいっぱいくっついています。

え？　メタリカ知らない？？
今すぐジョジョを読むんだな。一部から。　たっぷり




しかもまだ　すっげえ匂います。

これはイノシシの小腸、胃袋を使ったモツ煮のときみたいに、
根気よく下処理しないとだめかと思いきや・・・



内部のメタリカは、つるつるつるっと手で簡単に向けるじゃありませんか！



匂いもだいぶ弱まったぞ。

こうしてう内部のヒダヒダつきの薄皮を処理した胃袋を、
今度は塩で良く揉んで一日水に漬けておく。




こうやってひっくり返してよく見ると、
パッと見では一つの胃袋ぽかったけれど、
内部はいくつかの部屋に分かれているのが確認できる。

さらに部屋によって内部の壁の模様が違っていることが分かる。


亀甲模様・・・・ハチノス系？


ヒダヒダ・・・・センマイ？　ミノ系？？



こうして処理した胃袋を、
（他の内臓と一緒にしといたら色が移ってしまいましたが）
一口サイズに切って鍋で軽く湯がく。



茹でた胃袋に千切りきゅうり、白髪ねぎを加え、
コチュジャン、ごま油、しょうゆ、砂糖、酢、すりゴマをお好み混ぜたタレと合わせる。




キョンの胃の刺身　完成です！

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ついでだったのでモツ鍋も作りました。



使用した内蔵。

肝臓
心臓
腎臓
脾臓
肺
舌


最後に・・・今回はラッキーボールがついていたので・・・



金玉も入れましょう。

・・・俺のと同じくらいのサイズかな・・・？

え？　そんなこと別にどうでもいい？



イノシシのときにも思ったけど、
俺のも切るとこんな風になってんのかな〜。



それぞれ細かく切って水に漬け、血の出が止まるまでこまめに水を変え、
最後に半日ほど牛乳に漬けて軽く茹でて下処理完成。



鍋にキョンガラで取ったスープと生姜スライスを加えて煮込み、
醤油、酒、みりんで味を調え、
大根、ニンジン、たまねぎ、こんにゃくを加える。




ねぎを散らしお好みで七味。
キョンのモツ鍋　完成。

感想

まずはメインの胃の刺身・・・。 うまそうじゃねえか。。。 うん！　うまい！ タレが。 タレはしっかり焼き肉屋で出てきそうな味が再現できてますよ。 でも胃袋自体はね・・・　　別に　って感じ・・・・・。 味がそれほどしないし、特に香りがするってわけでもなく、 まぁ歯ごたえは面白いけど・・・ たいしたものではないよ。 ではモツ鍋・・・・・。 俺さ・・・ 実は途中でさらに生姜を追加したんだよ。 というのは、ガラから出汁を抽出してるたときに、 なんかどうもヘンテコな香りがするもんでね・・・ なんかこう・・・マイルドなキョンゲロ みたいな。 鍋で生姜と煮込んで調味料で味付けするころにはなくなるだろうと思ってたんだけど、 それがまだまだ気になるレベルに残ってたもんでさ。 ほんでいざ食ってみるとね・・・。 スープはその香りが生姜でごまかされて、且つキョンのダシが効いててううまいんだけど・・・ けどモツ・・・特にレバーらしき物体を食った後に、 ゲロ風味が爆発的に口の中に広がってくるんだね。 おえええええ。 これがキョンのモツの味よ。 って言われたら、　はいそうですか。　　って言うしかないんだけど、 なんか間接的に馬のエサでも食ってるような気がしてよ・・・ 俺はイヤ。 で、もしやと思ってモモ肉をステーキにして食ってみたら・・・・ 肉がすでにゲロ臭ムンムン ステーキでスパイス効かしてみたのに、 それに引けをとらないゲロ風味・・・。 なかなかやるじゃねーか・・・・。 これってもしかしてオスだからかな？？ 今まで食ったのってそういえばメスだったような気がする。 死に方が悪いのか個体差なのか性別なのかなんなのか、 いずれにしても今回のキョンは食えなくはないけどゲロ臭くて、 咀嚼しながら胃の内容物が鮮明に浮かんできてかなわん。 残る背肉ははたして・・・・

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