ウジムシ






ウジウジウジウジ・・・・




小学生時分はさぁ・・・・・











コレ見たときしばらくメシ食えなかったんだけどさ。

幸か不幸か、いつしかその純粋さと想像力が失われてしまったんだなぁ・・・。


もっともウジを餌にして釣ったワカサギを、
内臓もとらずにその場でてんぷらにして喜んで喰ってるやつらもいるんだし?



何がいったいどこでどうなるとゲテとして扱われてしまうんですか?




(どこでどうもなってなくてエサそのものだからゲテモノなんじゃあるまいか?)




なるほど!




今回のウジ採集方法


捌いてあまった魚の頭を狸どもに盗られないように放置。




しばらくして頭の表面が乾燥してきて、
数日前にあれほどハエがたかっていた割に対してウジがわいてねーぞ?

と思いきや!

エラの内側に市販のサシの2倍はあろうかという
丸々と肥えたのがみっちりと詰まっていますのでご安心を。


卵が産み付けられていた形跡がなかったことから、
潰すと腹からウジが出てくるニクバエの一種であろうかと。


これを捕獲して調理に入ろうと思いましたが・・・・


















この写真から臭いが想像できますか?


干物のような香りならともかく、
魚を捌いてて排水カゴに流れ落ちた臓物を、
忘れて数日放置して臭くて気付いた時のような腐敗臭の極み。

糞泥系のカブトの幼虫とはまた違う、
しかし、人の食材として口に運んではいけない臭がムンムン。
そのまま調理段階へ突入するのは到底不可能。

しばらく新鮮なアミコマセをエサに飼育することに決定。

ところが飼育開始後数時間もしないで・・・・・




皆さんお分かりになりますでしょうか?

採集時に魚の腐った粘液状のものと似たような色のウジの体内の一部が、
いつの間にかオキアミと同等の色に変化しております。

これは間違いなくウジの消化管チックなモノである。

つまり・・・



ウジの味は食っているものに相当左右される と推測。




そこで豆乳に浸したパン粉でも飼育。


常温だと蛹になる固体が多いので、
冷蔵庫の野菜室で保管。

ラップをかけて楊枝で空気穴を開けていたら、
数匹が穴から逃亡し冷蔵庫を徘徊していて、ああ涙。


パン粉もコマセも3日くらいで消化されてドロドロになりますので、
再び入れ替えてを繰り返し10日間ほど飼育。





く・・・・

体についたパン粉やコマセを洗うために網でふるうのだが、
ノロいようで結構なスピードで這い上がってくるので調理がすごい大変。






茹でウジ

茹で汁に醤油を加えてみた。


縮むかと思ったら伸びるのね・・・・。



小さめのハチの子。




と、思って喰う。




感想

まずは豆乳パン粉育成固体から・・・・


コリコリポリポリ。


コレは意外な歯応え。

もっとこう・・・皮はクニクニとかプチプチ感だと思っていたのに。

意外な咀嚼感を楽しんでいると、
まろやかで蜂の子のオガクズ風味を取り去ったような味がして、
醤油の風味がマッチしてるし、りっぱにたんぱく質してくれてます。



結構イケるじゃん。



次にアミコマセ飼育固体。





こちらは案の定・・・・



ほんわかコマセ風味がする。


これはこれでイケますよ。

与えるものによって風味がガラリと変る面白生物。



もしかしたら腐った死体に群がるウジウジ達を、
漫画の真似して生で「ばくばくごっくん」しなくちゃな状況もくるかもしれませんが、
日本のハエにはそのような種類はいないようですが、
蝿蛆症(ハエ症)と呼ばれる人の鼻腔内や皮膚内に寄生し、
人肉を喰らって成長する種類もいるとかなので、まー気いつけてくださいな。



「ウマバエ」 「ヒトヒフバエ」とかでググるとそのキモさがよくわかるよ。




※注 : トラウマ必至。






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