ムカデ







え?




俺がムカデ食うと思ったの?





ばーか!







そんなもんわね、
地球が消滅することになってゴキブリさえも絶滅、
地球上の生命は俺とムカデしか残ってなくて、
最後の地球で 俺 VS ムカデ の頂上対決になったらの話だよ。











ラスボスってやつさ。









なんて言っても許してくれませんよね。 お前らは。




つーか実は味知ってんだよね。

高校の生物部で飼ってたノーザンバラムンディに、
冷凍ムカデをブチブチ手で引き千切って与えていたその頃に、それを味見したことがある。

  ↑

すでにバカ
(まだ引っ越してはいなかったけれど、高校3年から古民家改修のため毎週千葉に通っていて、
 すでに地元の元日本兵のジジイ共おじい様達の影響を受けていたのだろうな。)



衝撃的だった・・・

魚どもがこんなものを食っているだなんて・・・・




などと思い出で語ることも許してくれないだろう?





その後完全に千葉に越し、ムカデに噛まれる経験をしなければ、
また食べるのにおそらくこれほど躊躇はしないはずだ。
















中サイズ一週間絶食モノ
いまやこいつは俺の天敵。




この毒牙が俺を苦しめる・・・・。





だが! 再びこいつを! しっかりと食う!! ことで!!

ムカデ本人さえ知りえない肉体の情報を知ることができる。

ムカデの体を全て把握し、今後はその上で存分に可愛がってもてあそんでなぶり殺すことができるだろう。



(あんたビノールトだわね?)



いいえ違います。





茹でムカデ

茹でることで色が鮮やかになります。





感想


ダメだ!




お、俺としたことが・・・  や、やはり口にすることができん!!!




喰う前から鳥肌がっ・・・!


ジンマシンレベル。


・・・・・






あははは!

マジで喰うと思った?

すいませんでした、実はネタなんよ。





ってことでもうやめますね。





と、お終いにしたい気持ちも山々過ぎるけれど、
突然目の前に現れたり噛み付きやがったりして、
俺に地獄の思いをさせたやつは問答無用で殺して、
ハイ終わりネタでしたでいいんですけどね・・・



食べる目的で探して捕ってきて茹でて殺した以上、
食べずにポイは狩人どころか人間失格。


天敵であろうとも一つの命として大切に扱ってやらねばなりません。





いざ尋常に・・・・・ 勝負!

※:全身ブルブルに震えながら
リアルに涙を流してます。




シャ・・・ク・・・・シャク・・・・










な、なにーーー!?




高校の頃のような衝撃がない・・・


なんか海老風味というかふつうに蟲っぽいような・・・・あれ?







これって・・・わるくないんじゃ???




この俺の記憶がイカレたのか?

味覚が狂ったのか??

だとしたらやばいぞ!?






さっそく大サイズ絶食なし冷凍にチャレンジせねば!!




ムカデアイス
ビクビクぷるぷる・・・
こぉぉおおおおお!!!


ジョキっと切断!


いつから手で触ることにさえ気合いが必要になったのか・・・。


戻りたい・・・精神的に強かった高校の生物部時代の自分に・・・


などと過去の記憶の中の自分から力を分けてもらおうと努力するうちに・・・





こら!溶けるな!

急がねば! ゴー!!


すると  おお! 高校の頃の衝撃再び!!



理科室の薬品のような香り。

ピリリと味蕾を破壊してるかのような辛味ともいえる刺激

おまけに生臭せぇ〜・・・。



良かった。やはりアイスは美味くない。

茹でもアイスも頭は食べてないので、咬まれて痛い毒を経口摂取したらどんなもんかは不明です。

舌にくる刺激感が絶食で消えるのか、茹でることで消えるのか、サイズ・個体によって違うのかも不明です。

そして茹でたのがまずくなかったからといって頂上決戦にならない限りもう二度食わないでしょう。




今後も俺をビビらせたムカデはことごとくぶっ殺して
玩んでからポイ捨てすることをここに約束させてほしい!





しかしおかげで鳥肌を立て恐怖に戦慄しながら、その根源を口に入れて味わうと言う、
これまでにない新境地ともいうべきゴールドエクスペリエンスをこの身で経験できたことには素直に感謝したい。


俺にとってのゲテ中のゲテ。

それは、この俺様に幾度となく不意に咬みつきやがり大いなる苦痛を授け、
あげくズボンにまで入り込みチンポコを縮みあがらせ震撼、絶対的恐怖を植えつけ生物至福の安眠をも奪うことにより、
マルチハンターを名乗る俺様唯一の天敵の地位を獲得したお前に違いないのであった・・・


ありがとう、そしてどうか 永遠にさようなら。





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