---

ミドリガメ。




（あれ？　ペットっぽいから捕らないとか言ってなかったか？）




うん　捕ってないよ。



こいつも歩いてたから拾って来たんだよ。




車に轢かれるなら俺の血肉にしてあげたほうがいいよね？







ミドリガメさんはミシシッピアカミミガメと言う外人さんです。

この頭の赤いのが特長だよね。




メジャーなのはこのくらいの手乗りサイズ。

※注： チョコエッグ


昔は縁日で　「はいハズレ！　ミドリガメー！！」　と、
ハズレアイテムで欲しくなくてもくれるぐらい一般に普及していたわけで、
いつまでも子供でいてくれるわけでもなく、
やがてポイポイ捨てられて日本に帰化しやがった固体が多いわけです。


そんな外人には外人らしいワイルドな料理がいいよね。





つーかサイズ的に俺のゲテモノ調理キットでは対応できかねます。











ポイっと。







（な、なに！？）





（バチが当たるぞ！！）






さすがクリタン！　シャッキリポン！







でも俺には無理だね。







さすがに生きたまま放り込む地獄焼きはハードル高いので、
直前に首を刎ねて命は奪ってあります。

捕まえてすぐは警戒心が強くなかなか首を出しませんが、
しばらく飼育してフレンドリーになることで、
殺害しやすくなります。



が・・・・・



頭がなくても考える胴体が熱さでもがきまくるので、
心しておかないと精神がかなりやられます。

















アボリジニーは、なんでも直火で焼くだけ、
塩さえも使わない。しかし十分以上に味があります。

熾火は炭火と一緒！

焼くのも半分生程度にとどめるから、
美味しい肉汁を失うこともない。

それがアボリジニ料理。　　　ｂｙ岡星＠うつ病ナウ




と思ったら、甲羅の端の薄いあたりに穴が開いたらしく、
ジュワジュワと水分が蒸発する音がする。

カメスープがもったいないので、ひっくり返す。





そろそろイイカンジ？？。





この側面にノコギリで切れ目を入れ・・・・・



アツアツ
スープをこぼさないように分離。



めちゃくちゃ肉離れがよくて気分良い。



内臓は卵と肝臓を試食してみよう。





焼きガメ完成！



ところで食人族って映画知ってる？


観てミソ？　　特大カメのスプラッターが出てくんぜ。

感想

全体的な匂いは・・・・ サザエのつぼ焼きのタレを入れる前のような香り。 まずは肉を・・・・ うん！ うまい！ やはり旨みとしてスッポンには劣るけれど、 クサガメより旨みが強いと思う。 たぶん調理法が良いのだろう。 噛み応えのある肉は、噛めば噛むほど味が出る。 炭化した皮は剥いて食べることになるので、 ゼラチン質があまり味わえないのはちょっともったいないかな。 魚の塩焼きを食べた後の残り香に近い感じの風味がいつまでも口に残る。 かなり嫌味なほどに。 いわゆるワキガ臭が無いぶん、 捕獲してから調理までマインド的に受け入れやすい。 甲羅に匂いが染み付いて、 甲羅をスープにすると匂いが移ってしまうクサガメでは、 この調理法はおそらく喰えたものじゃないと予想。 レバー うまい！ クサガメより格上。 卵のような物体 水っぽくて粉っぽい、別に好んで喰うものでもない。 さてスープを・・・・ 趣味友遊マルチハンティングの社会は独り占めさ！ というか家族の誰も喰いたいとも言わないし。 それどころか亀ちゃんを近くで料理スンナとか言われたし・・・ スッポンは食うくせに・・・・・・しくしく。 むお！ たしかに旨みはすげえ！！ 濃縮亀スープ。 けどちょっと血生臭いというか・・・・ 膀胱が行方不明なので、 それを思うとちょっと全部飲みきれません。 最終的な結論としてはやはり・・・ わざわざ捕ってまで喰おうと思わない。

メニューの部屋
TOP

---