ヒザラガイ







グジマって知ってるかい?







この真ん中の三葉虫の化石みたいなやつだよ。




ヒザラガイといって、日本のどっかではグジマとも言うんだよ。



「食べれるのか?」なんて馬鹿にしちゃいけませんよ。


恐れ多くも
雄山の至高のメニューとして立派に登場
している食材なのです。





(立派? 雄山も「意外なもの」とか言ってなかった?)






シー! 静かに!






わざわざくぼみを撰んでへばり付いているのか、
こいつらが岩を食って凹ませたのかは不明ですが、
水槽で飼う為に傷つけずに素手で採ろうとか思ったらキツいですけどね・・・



喰う為に傷つけたってかまわないのであれば、
ドライバーでもナイフでも突っ込めば簡単に採れます。

もう採り放題ですよ。






ゲテ食大全の調理法より

採って手でいじってると団子虫のように丸まってしまい、
素手で元に戻すのは結構苦労しますが、
発砲ケースやビニール製のバケツ等のはがしやすいものに放っておくと、
自然と自分からへばりつくのでそこを引っぺがして・・・・



すかさずこのオレンジ部分にぐるりと刃を入れます。



ちょうどその裏に内臓がありますので、
オレンジごとはがしてから取り除く。



ヒザラガイの刺身完成。





美味しんぼの調理法より。













美味しんぼの絵では爪を素手で取ってるように見えますがね・・・・



逆に俺の爪が剥がれそうだよ!!


すり鉢でこすることで、端の部分の皮膚を削ることはできますが、
残った甲羅の部分は素手ではかなりきついです。
ドライバーを駆使してようやくはがすことができました。



しかも甲羅は身の中に食い込んでいる部分があり、
コレが途中で割れて身の中に残ってしまい、
最後まで取り除くには根気が要ります。

解剖しながらどうもおかしいと思い試行錯誤・・・



ああなんだ・・・・お湯って熱湯のことね。



熱湯で茹でた後だと確かに素手で甲羅をはがすことができますわ。

ただし・・・甲羅だけでなくヘリの皮膚まで素手でむけちゃいますよ。



なんだよ?



すり鉢いらねえじゃん(笑)



ところですり鉢と一緒にスリコギも描かれてますけどねー・・・

用途が不明です。

叩いて柔らかくするのかな?





一匹10分くらいかかったぜ・・・・。




房総グジマのバターソテー 磯辺で拾った海草添え。




感想

刺身・・・・

歯応え、香り、味ともに・・・


サザエの刺身にひけを取りません!

いやマジ、ツボにはまるやつがいたら、
捕り尽くされて絶滅するんじゃないのくらいイケるよ。



だ、捌いてる最中に黄色いヒダヒダの周りから、
プラナリアのようなヒルのような、
半透明で小さくて薄い物体Xが ぞわぞわぞわぞわ っと出てきたので、
生で口に入れるのにかなりとまどってしまったのは内緒の話。
寄生虫かな? 子供かな





ソテー・・・


まずい。 縁が。


末期症状のプラスチックというか消しゴム食ってるみたい。


真ん中の刺身で食った部分は熱が加わると柔らかくなって食べやすいかもしれないが、
磯の香りと旨みは刺身で食ったときの方が俺は好き。

茹でグジマも刺身より落ちる。





苦労してまでいらね。

オレンジだけで刺身でいいよ。


この辺の人間がどの辺の人間かは、
美味しんぼを買って読んで下さい。




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日、ヒザラガイをビンにエアレーションで飼育していたらプラナリアのようなものが数匹出現。
2個の目玉がついてるのでやはり子供ではなく、寄生生物のようで
す。
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