ヘリコプター農薬散布




自宅の横に田んぼがあります。

七月上旬終わりごろになるとヘリコプターによる農薬の散布があるんです。
つまりこの田んぼにも農薬をまくわけです。

撒く時間帯は朝の5時くらいから6時半くらいでしょうか。
その時間は外出は極力避けるよう町内放送も言っています。


朝、バラバラバラッ! というヘリの音で目を覚ましました。
窓から見てみると遠くのほうで農薬を散布しているのが見えます。


ほら、見えるでしょ。
ヘリの後ろの白っぽい帯が農薬です。

わ! 向かってきた!


以下 窓を閉めて撮影。
農薬散布して
自宅の上らへんで旋回
来た道を戻り、向こうでまた旋回、再びむかってきて
散布開始
そして去ってゆく

田んぼとの距離は15メートルくらいかな。
うちに来る直前に、ヘリは農薬散布を止めるのですが、
間違いなく農薬は家まで飛んできてるでしょう。
風のあるときは霧状の農薬が流れてきてるのが見えますし。

農薬散布をした翌日には田んぼ横の水路はカエル、ザリガニ、ドジョウの屍骸が散乱します。

せっかくホタルとかもいるんだからやめればいいのにねぇ。
まあ、この農薬に負けずホタルは毎年現れてくれますが。


う〜む、窓を閉めてたけど、気分的に気分が悪くなってきたな〜・・・。

7時ちょっと前くらいに、散布終了の放送が流れました。

けどダメ。
気分的に農薬にやられてダウンです。

せっかく無農薬栽培している家の畑も、この田んぼの5メートルくらい横だもん。


この道挟んで左が田んぼ右が畑


「こっから先は農薬散布しませんよ。」という目印の旗。
・・・・意味ないよ。

間違いなく農薬はかかっている。間違いなく!

あ〜もうダメ。
学校も休もうかな。





〜追記〜

今日、部落の会合に父が参加した。
そこでヘリでの農薬散布の問題が取り挙げられたそうだ。

前回の農薬散布の際に(つまりここでレポートしたとき)
どっかの子供が農薬を浴びてしまったそうだ。
その親から町に文句が来たそうです。

そのため、町から各部落に通達が出たそうです。

1 農業従事者の了解
2 その他の了解
3 散布の際の監視人の増加

この三つが満たされた場合に、その部落は町に申し出る。
部落はいっぱいあるわけで、一つでも反対の部落が出ると、
農薬散布は禁止となるらしい。


この部落でもいろんな反対意見、賛成意見が出たそうです。
んが、とりあえずこの部落は皆了解ということになってしまった。



しかし、今回の引き金となった子供のことで、
いまいち理解に苦しむところもありますが。

町では、わざわざ何日も前から放送、看板等で注意している。
外出は控えるようにと。

それをシカトして外出、農薬浴びました。
そしてそれを親が文句言いました。

「農薬散布止めろ!」



バカヤロー!!


お前保護者だろ!
ちゃんと子供管理しとけよ。
自分の管理能力の低さを棚に上げて何言ってんの?

ヘリが家に突っ込んできて農薬浴びましたならともかく、
出るなって言われてるだろ。

う〜む、まさに今時分のバカ親ですなぁ〜。
恥ずかしくて言えないだろ。


うちとしては農薬散布反対です。
畑に農薬掛かるだろうし・・・

しかし散布業者、町の注意運動は十分だったと思える。
嫌なら対策をとる時間も十分にあった。
うちはめんどくさいので成るがままにしましたが・・・

つうわけで今回は農家、散布業者に同情します。


っていうかぶっ飛ばしてやりたいよな、こういう親!!

2004 03/21







〜追記〜




旗が・・・・・・

やっぱりやることになったらしく、
明日行われるそうだ。

さて、そうなるとやばいのはウコッケイ君である。
雛たちは土間生活なので特に心配ない。
問題は生き残りのオス。
犬の襲撃で生き残り、農薬散布で死んでしまった、などという、
アホらしいことにならないようにせねば。

何せ、小屋は田んぼのすぐ真横で、散布直撃を喰らう。
ま、農薬散布で死ぬようなことはないと思うけど、
念のために・・・・




ゲージに入れて、納屋へ移動。

狭いけど、ちょっとの間、辛抱してください。

2004 07/17





翌朝早朝・・・・・・・・・



バラバラバラバラバラ・・・・・・


いつも同じく、ヘリの音で目を覚ます。





うわぁー、やってるやってる。





頭の上先回。

オエップ・・・気分悪!
今日は、ずいぶん長い時間散布してるな・・・
結局会社も、散布しているヘリの横を車で赴いた。

さすがに歩いてる人はいなかった。

明日になればまた、側溝はザリガニやカエルの死骸でいっぱいになるんだろうなぁ。

2004 07/18

五目の部屋
TOP
inserted by FC2 system