ハクビシン解体



ハクビシン。
以前、興味本位で罠で捕獲していた事がありました。
その頃はあまり食べたいという意識は持ってなく、単に間近で見たいというだけでした。

しかし時が経つに連れて、僕の中で食べてみたいという気持ちが強くなり始めました。
おそらく、パチンコで打ち落としたヒヨドリetcを食べたりしていたことが影響しているのでしょう。

しかし、罠を使って捕獲することにはいろいろと法律(時期とか場所とか方法とか)
などが関わってくるらしいことを知ってしまい、罠で捕獲することは慎んでいるので捕らえることはできません。
もし知っていなかったら、バンバン罠かけてバクバク食っていたかもしれないが・・・。

じゃあ・・・・ってんで、この辺りで車を走らせてるときに転がっている動物の事故死した固体を持ってくることに決めました。

死んでるやつ持ってきても文句は言われないでしょ。(運に左右されるが)



ある朝(5時くらいだったかな?)釣りに行こうと思い車を走らせていたら、
轢かれている動物を発見した。
早速降りて観察をしてみる。

むむ! ハクビシンだ!

血の固まり具合からみてまだ轢かれて間もない(ほとんど固まってなく死後硬直もしていなった)。

これは良いんでない!!」と、早速持ち帰って食べてみることにしました。

何日間か転がりっぱなしの個体はウジがわいてそうでやだし。。。
まあ、肉は何でも時間の経ってるやつのほうが、アミノ酸がうんたらかんたらでおいしいらしいけど・・・・。



アッカンベェ〜!!  事故死したハクビシン。なんか臭います。


しかし・・・解体ってどうやったらよいのだろう。



ブラ〜ン!!
とりあえず、納屋で吊るしながら解体してみることにしました。
一本だと不安定などで両足縛りました。
血が垂れたときの予防と内臓を捨てるためにバケツを用意しときましょう。

ん〜・・・。菌とか病気とかあるかもしれませんからゴム手袋とか
軍手とかしたほうが良いかもしれません。


手足の写真。  と・・・オチン○ン・・かな?

皮を剥ぐ前に内臓を取るのか? 後に取るのか?? どっちかな???


とりあえず、先に皮を全部剥ぐことにしました。
腹の中心に切れ目を入れます。


手足の先端(シッポも)から、さっきの中心めがけて切れ目を入れます。
手首足首にもくるりと一周切れ目を入れておきます。
僕は剥ぎながら一箇所ずつ切れ目を入れていきましたが、
あらかじめ切れ目を入れておいたほうがやりやすいかもしれません。


そして剥いでいきます。皮を引っ張りながら、肉と皮の付け根にナイフを入れていくと楽に剥げました。


シッポの皮を剥いだとこ。 約半分終了。


頭の辺まできて、突然出血がひどくなりました。
どうやらこの辺りに太い血管が通っているみたいです。


頭の部分ですが、とりあえず下あごは先っちょまで切れ目を入れちゃいました。


耳や目の辺りが剥ぐのが難しい。水晶体が飛び出ちゃった・・・。
もうエグ過ぎ。


次に内臓を取り出します。腹を開いてかき出します。

おや!? 腸が肛門につながってる!
そっか、ウ○コが入ってるんだ。



ぶちまけないためには、腸がつながってるうちに肛門付近を切り取るしかありません。
こんな感じに切った後、肛門ごと内臓を取っちゃいました。


血だらけだし、残った毛もあるので水で洗っていきます。
舌が出っ放し・・・。


次にバラしていきますが(丸焼きならそのまんま)、
前足は肩甲骨みたいなのにそってナイフを入れると簡単に取れました。
足は太ももの付け根辺りにぐるりとナイフを入れて、ひねると関節から分離します。
胴体+シッポ、頭から首、前後ろ足になりました。


そして手足は切り落とし、シッポは肉がなさそうだったので捨てました。
頭の部分はちょっと気分的にいやなので、 だけど首の周りに結構肉があったので頭と首に分けて頭は捨てました。


捨てる部分。



剥いだ毛皮。


どーしたらいいのかなぁ〜?
よく「皮をなめす」とかいうけどなめし方なんてしらないし。
自己流で・・つうか適当に思ったようにやってみるか!

なんにしてもこんなフニャフニャ状態では何もできなさそうなので・・・・



とりあえず、二日ほど塩漬けにしました。

二日後・・・・残った肉片は水分が抜け固まっている。




とりあえず毛皮を洗うことに・・・・。
石鹸でゴシゴシ洗いました。


あ!
肉や脂身に柔らかさが戻ってきちゃった・・・。
まあ〜いっか!

とりあえず残っていた脂身や肉片を取り除きました。


そして毛皮を天日干しにしました。


その後・・・・・

毛皮はカチカチのガビガビになって捨てざるを得なくなりました。



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