写真をアップする際に気をつけることとして、
写真ファイルのデータとしての容量を気にしないといけません。
例えば、 sakura.jpg という写真を表示させたいとして、
<img src=sakura.jpg> と打ち込みました。
うわー!!
こ、これではデカ過ぎる!!!
そこでこんどは以下のように表示させるサイズを指定しました。
<img src=sakura.jpg width=400 height=300>
うん! このくらいが丁度いいだろう!!
ところが・・・・・・
ちょっと頭に入れておかなければならないことがあります。
たしかに画面上で表示される大きさは変わりましたが、
実際の写真ファイルのデータサイズは変化していないということです。
上の写真それぞれにカーソルを合わせて 右クリック プロパティ を見てみます。
どちらもサイズが同じです。
つまり・・・・・ 無駄 があるわけです。
もっとわかりやすく言えば、
<img src=sakura.jpg width=40 height=30>
こんくらい表示サイズを小さく指定して写真を10枚並べても、
一番上のデカイ写真を10枚並べているのと実質変わらないわけです。
デジタルカメラはどんどん進化していて、
写真が鮮明になればなるほど容量は大きくなってきます。
最近は写真ファイルひとつでサイズが1MBを越えるくらい大きいものがほとんど。
大きさは 幅2048 高さ1536 とかです。
1MBがどのくらいのサイズかと言うと、
ホームページを人に見てもらうために借りるスペースが、
少ないところだと50MBなので、写真50枚で容量オーバーしてしまいます。
正直、そのままの状態で表示させることはほとんどありません。
200 x 150
300 x 225
400 x 300
640 x 480
くらいが主に指定するサイズでしょう。
そこで、例えば 2048 x 1536 の大きさの写真を、
400 x 300 の大きさに指定して表示させようとしたならば、
実際の写真をリサイズすることをお勧めします。
ホームページのスペースを借りる時に、
ひとつのファイルサイズが 500kbまで のように決まっているところもあるので、
リサイズは覚えておいたほうがいいです。
リサイズに便利なフリーソフトに、 BatchGOO があります。
ググってダウンロードしましょう。
ダウンロードしたら起動します。
リサイズしたい写真ファイルがあるフォルダを開きます。
リサイズしたら元に戻せませんので、コピーを作っておくことをお勧めします。
そうしたら適当に名前を変換して、
ドラッグしたまま BatchGOO の白い場所まで持ってきます。
ファイル名が表示されたら以下のものを設定します。
保存先 → 変換元と同一フォルダ(上書) コピーを作っていない場合は (別名) にする。
リサイズ → ピクセル
幅/高さ → HPで指定するものを打ち込む。
そうしたら一度 プレビュー を押して対象ファイルをクリックする。
リサイズ後のピクセルの大きさやファイルサイズが確認できます。
1024 x 768 で 263kb だったものが、
300 x 225 にリサイズすることで 38kb まで容量が落ちます。
ちなみに設定場所に JPEG画質 というものがありますが、
これは0〜9まで設定できます。
仮に0にしたとすると・・・・・
同じ 300 x 225 の大きさですが、容量が 9kb まで下がります。
ただし画質が荒くなってしまい、見た目が悪くなってしまいます。
容量は小さければ小さいほどいいですが(表示速度も速くなるし)、
まぁ・・・その辺は思うままにしてください。
美しさを伝えたければ容量は大きくなりますし、
言葉で伝えられない状況を単に画像で伝えたいだけなら画質を落としてもかまわないだろうし。
とりあえずプレビューで思い通りの写真になりそうだったら GO を押す。
<img src=sakuracopy.jpg>
これでリサイズは完了。
もともとのファイルが思い通りの大きさであれば、
幅や高さを指定する必要なんてありません。
ホームページを始めたころの私は、このリサイズを知りませんでした。
写真を撮った状態のサイズで写真ファイルをアップし、
画面上だけで小さく設定していました。
ひとつのページに何十枚も写真を使用していた趣味友遊は、
1ページが表示されるまでがめちゃめちゃ時間が遅かったり、
それだけならまだしも、またたくまに借りホームページスペースの容量をオーバー。
存続の危機を迎えました。
当時、多くの方から、「おせーよ!」「ファイルでか過ぎ!」「リサイズしろ!」などと叱られ・・・
いや、暖かいアドバイスをいただきまして、容量を大幅に落とすことができたのでした。