変なの死んでた


今朝、父親を駅に送りに行く途中、

何か変なの見つけました。


動物の死体でした。


「あ!! 何か死んでる!」


しかし、父を送っているところだったので、
車は止めずに横目で見送った。

そのとき、なんだか違和感を感じた。

タヌキやアライグマ、ハクビシンなどは良く轢かれているのであるが、
こいつはパッと見、そいつらと異なって見えた。


駅から帰る途中、車を降りて観察してみた。




「ん〜???? 何だこいつ??」



シカの子供でした。

初めて見たよ・・・・・。


自宅に戻り、カメラを持って舞い戻る。




シカの子・・・・・
大きさは中型犬くらいです。
角が生えています。
な〜んか、鼻から牛乳らしき液体が・・・



しかし、こいつを撮影しながら思ったのだが・・・


シカとはちょっと違う気が・・・・。

っていうか、実物のシカって見たことないんだけど、
テレビや写真なんかで見かけるシカってこんなのだっけ?




「あ、そういえば!」


ふと、以前近所の人が話していてたことを思い出した。

隣町では、シカ、イノシシの被害もさることながら、
とある謎の生物による被害も多いとの事。
そいつはシカに非常に似通っているのだが、小回りの利く奴であり、
某アイランド(何年か前に閉鎖した場所で、フラミンゴで有名だった)で飼育していた個体が逃げ出し、
繁殖しまくってる・・・・

そんな感じの話だった。


それって・・・・これじゃない?


たしか、それの名前は

・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・

覚えてません。。。。


・・・・バンビー・・・・じゃなかったよなぁ〜?


なんか・・・変な名前でしたよ。
近所の人は、日本の動物でないといってましたが・・・・。

稲とか野菜を食べちゃうとか言ってたね。


まあ、これがそいつかどうかはわかりません。
シカの子かもしれないし。


んむむむむ・・・・・

シカであれ、そいつであれ、なんであれ、
イノシシに引き続き、またこの地にいなかった生物がやってきているということ。

この地で繁殖する前に、何か対策打たなきゃやばいんじゃないのぉ〜?



変わった動物を見かけたもんだから、僕は木の棒で突付いたりしていた。
それを何台か通りがかった車がスピードを緩め、ジロ〜っと見ていた。

・・・・・・・もしかして、変人と思われてる?

いいよ、別に。 変人だもん。


写真を撮影して自宅に戻った後、1時間くらい後に同じ道を通った。

そのとき、

何故か死体が消えていた。



・・・・・・まさか僕のような変人が他にも?

2003 12/1




追記

こいつの名前がわかりました。

たぶんこいつは キョン という動物だと思われます。

googleで「千葉県 有害鳥獣」と検索した結果でてきました。

キョンは原産が中国のシカの仲間だそうです。
角があるのはオスらしい。
僕は確認しませんでしたが、牙を持ち合わせているとか・・・・。

有害鳥獣とされていますが、狩猟鳥獣には含まれていません。
移入種というやつで、持ち込まれたもんです。
日本では伊豆大島と房総半島にしかいないみたいです。



こいつにしてもそうだけど、アライグマとかハクビシンとか
余計なもの持ち込むなっての。

そいえばこいつのことを調べている最中に判ったのだが、
今現在、千葉に生息するイノシシも誰かが持ち込んだものらしい・・・。

もともと千葉県にはイノシシはたくさんいたらしいのだけれど、一度絶滅したとか。

だけど、絶滅説の裏は取れていませんので
今のイノシシに元のイノシシの血が受け継がれているという説もあるとか・・・。


まあキョンにせよ、何にせよ、人間の勝手で持ち込まれて殖えてしまって、
農作物食べるからって有害鳥獣とかにされちゃったほうはたまったもんじゃないよねぇ〜。

有害はどっちだ?

2003 12/2



さらに追記


夜10時半、父を駅に迎えに行った帰り道、
車のヘッドライトに反射して光る二つの明かり。

目です。

タヌキかな?

スピードを緩めてみる。


ん?
もぐもぐ動く口に二本の角。


「あー、キョンキョンキョン!!!」(何語だよ?)


わーお。 生キョンだよ〜ん。
まさか実物にこんなに早くお目にかかれるとは・・・・・。

か、感動。。。。。


しばらくこっちを向いていたキョンであるが、
突然道路沿いに走り出した!




道路沿いなので車で追跡する。
おケツの毛が白いのが目立ちます。
今キョンが横に方向変えれば、確実に轢き殺せますね。

しばらく追跡した後、キョンは山の斜面を登り始めた。
ここで、キョンは本領発揮。
ヒョイヒョイヒョイッ!って感じで上っていきます。
どうやらキョンは上り坂で力を発揮するタイプのようです。

とそのとき、道路をはさんだ反対側の斜面を別のキョンが上っていく。

おーーーー!!!

二匹目だ。。。。。 感無量。。。。。


そしてキョン達は奥へと消えていった。




自宅から2km付近。。。
まずいじょ。

そういえばキョンは鹿の種類だっけ・・・
大丈夫かな?


山ビル。


まずいぞ。



今度はちゃんとカメラを携帯しておこう。
次なる目標は死体でなく生キョンの撮影だ。

2003 12/15


五目の部屋
TOP
inserted by FC2 system