蛇事8


19年 4月8日(日曜)



のどかな日曜日だなぁ・・・・・


こんな日はゆるりと休みたい。


自分の部屋で漫画見ながらごろごろして、
ウトウトと眠気に襲われていたときだった。







ぎょえええええーーーー



という、父の悲鳴で起こされた。




急いで父のいる場所へ行くと、
なんと青大将がいるではないか!

青大将としては、中サイズクラスだが、
そいつが、納屋の中へ潜りこもうとしている所だった。

驚くべきは、そいつの姿。
今まさに、どこかで食事を終えてきたばかりらしいことが、
その姿、動きから判断できた。








すばらしいじゃないですか!?

皮がはちきれんばかりに伸びきっている。





この有様、どうみてもネズミ2匹くらいを飲み込んでいるはず。



顔もすごい満足そう。




食事を終えた青大将は、
食休みを取るべく、納屋の床下を目指してえっちら、おっちら歩んでいたのだが、
いかんせん食いすぎたらしく、思うように進まなかったらしい。
ヒーコラしている所を父に見つかってしまったのだ。


そして私に知らされたが運のつき、
とりあえず心いくまで遊ばせてもらう。





とりあえず捕まえてみた。



するとどうだろう。
中身が、口元に近づいていくではないか。

パッと手を離し、
ヤツの思い通りにさせると、
今度はだんだんと下腹部に下りていく。




吐き出させられるかも!?




と、しばらく粘ってみましたが、
うまい具合に吐き出してくれません。

しかも、ふと気付いたのだ。


もしネズミだったら、
吐き出した後の後始末はどうすりゃいいのだろうか?
青大将が、また素直に食いなおしてくれるはずは無い。


そう思った瞬間、
青大将と戯れることをやめ、思うがままにさせることにした。

まあゆっくり消化に専念してくれたまえ。




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